そらいろキップ
言葉や国は関係なしに
汽車に乗り 眠り続ける少年の知らない
記憶の底の底の世界樹が
すべての、真実。
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アンドレイ・タルコフスキー監督の映画が大好きなのに、イングマール・ベルイマン監督の映画を数えるほどしかみたことがなくて、映画は映画館でしかみないもんだから、たまに写真でみかけるベルイマンの映画は、遠い祖国のような存在でした。
そんな遠い祖国にやっと足を踏みいれる。6本も一度にみれるという日がついにやってきましたッ!。キャーッ!!。 数年ぶりの再会『第七の封印』。 本来なら人を救済するべき存在が、実は不安、恐怖を煽っていて、未知の病に対する偏見、差別を助長している救いようのない時代(現在は別の存在が似たようなことをしてますが)。 人間にとって、一番確かに安らぎを与えるものは何か?とベルイマン監督が仕掛けた問いかけに、2回目なのに泣けてしまいました。 『冬の光』は、権威とかそういったものに対して、不信感しかない者には、スクリーンにむかって「そうそう!これだ!これ!」と、指をさしたくなるような展開。 ベルイマン監督が描く人間の業のようなものは、昔も今も地球どこかで繰り返させれていることなのに、なんでこんな恐ろしい映像になるんだろう?。 たぶんその要素のひとつは、光には神様が宿るというけど、なんか宿ってるような、あの照明ですよね。あの照明をみて いるだけでも、身体の調子がよくなって、数珠を持って拝みたくなります。宗派が違うという気もするけど。 みればみるほど、身体の調子がよくなってくなぁ〜、ベルイマン映画!!。
ただでさえ泣けるゴダールの3Dの新作『さらば、愛の言葉よ』は、さらに泣けた。
物語の起承転結や俳優の演技に泣けたとかではなくて、未知の芸術に出会うことの感激の涙です。 こんな感動の仕方は旧ユーロスペースでみた『ゴダールの映画史』以来!!。 映画をみてきてよかった〜!!(号泣)。 「ロシア人はヨーロッパに来たらロシア人に戻れない」って、もしかしてタルコフスキーのことかいな?と勝手に想像してまた泣けてくるのだった…笑。 『芸術は破壊と創造』なんて言葉があるけれど、ゴダールの映像の醍醐味は、その破壊力と破片の美しさで、その破片にぶちあたっていると、あたりまえと思っていた自分の考え方、感じる心はたえず、誰かの模倣のうえに成り立っていることを気づかせてくれます。 誰かの影響を受けるのは幸せなことではあるけれど、間違えれば負の歴史を繰り返すことになる。 年々キナ臭くなる国に住んでるせいか、ゴダールの映画が予言にみえてくるよ。 延々と繰り返す、負の歴史と延々と繰り返す、男と女のどこかでみた関係を破壊して、残すべきものは何かと、人間にとって一番大切な存在を問い続けるゴダールは、やっぱり素敵!!。
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