そらいろキップ
言葉や国は関係なしに
汽車に乗り 眠り続ける少年の知らない
記憶の底の底の世界樹が
すべての、真実。
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カサヴェテス監督というと、とっつきにくい、ふだん、難しい映画を観てる人が観るような映画という、印象がどこかにあって、「ドキュメンタリー映画=難しい映画」に通じる物があります。
「ラヴ・ストリームス」は拳銃もアメリカ映画特有の派手な爆発がある場面も無くて、あるのは、身近な人々との距離感が掴めなくて苦悩する人の姿であり、大人の事情に振り回されて、飲酒や喫煙を覚えてしまう子供の姿。 ハリウッド映画で活躍した子役達の人生が、すべて順調なわけではない事を考えると、カサヴェテス監督のハリウッド映画に対する痛烈な批判なんじゃないかと思います。 ハリウッドの世界だけではなくて、今も近所で起きているかもしれないけれど、忘れさられがちな事柄ばかり。 難しい映画という印象は、ふだん観慣れている映画に比べて、起承転結がよくわからない所にあると思うんだけど、ところで、ふだんの生活の中に「起承転結」は存在しているのでしょうか?。 起承転結など無くて、河のように流れていく。ふだんの生活、人生そのものを、映画に封じ込めてしまったからこそ、「ラヴ・ストリームス」に出てくる人々の姿が、実在の人物にさえ思えてしまいます。 もう亡くなられた監督さんに期待するのも複雑な気持ちなんですが、カサヴェテス監督がドキュメンタリー映画にも手を出してくれていたら、これまた、凄い映画を撮っていたんだろうなぁ…。 ロバート・クレイマー監督みたいな。
ジョナサン・レヴィン監督「ウォーム・ボディーズ」を観るまで、僕はゾンビにたいして、も〜、動きがトロくて眠くなるだの、宗教観の違いなのか、どこが怖いのか、よくわからない。怖いというより、ウザイ。そんなに、脳味噌がうまいのか…とか。偏見と差別の眼差しで満ちあふれていました。
ゾンビにだって、ゾンビの言い分があるのでした。 あれもこれも、深刻なはずなのに、笑える事ばかり、最後にじんわり感動してしまいました。 出てくる小道具や、音楽がツボにはまり過ぎで、あんなオシャレな部屋に住みたーい!。レコードプレーヤー、首がカクンカクン動く鳥とか、レトロな顕微鏡、小道具のがひとつひとつがやたらと、カワイイ。 それにしても、ご飯を食べる時は食べられる立場になる。こんなふうに、食べ物に思いを馳せた事なんて無かったなぁ…と反省笑。
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