そらいろキップ
言葉や国は関係なしに
汽車に乗り 眠り続ける少年の知らない
記憶の底の底の世界樹が
すべての、真実。
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スクリーンの中の事なのに、拍手や声援を送ってしまう、「ロッキー・ホラー・ショー」みたいな素敵な映画を観てきました。
金曜しねまてーく!Vol.6はロバート・アルドリッチ監督「カリフォルニア・ドールズ」は、紆余曲折だらけの巡業する女子プロレスとマネージャーが、いかにして夢を叶えていくかを描いておます。 舞台は女子プロレスだけど、現実の格差社会や、「どう考えても、その判決おかしくない?」といった、矛盾がギュッと詰まっていて、それらをプロレス技と、ある種、狡猾的な方法でなぎ倒していくんだけど、それが、スーパー歌舞伎みたいな豪華絢爛なかっこよさで、「待ってましたッ!パチパチ拍手」みたいな楽しさです。 32年前の映画なのに、この臨場感。 映画って奥が深いなぁー。 大久保清朗先生の解説を聴くまで、本物の女子プロレスの人かと思ったら、俳優さんでびっくり。 敵役の女子プロレスの人達が単なる悪役におさまらず、かっこよさを秘めてる所がいいですね。 次回の金曜しねまてーく!Vol. 7は10/25(金)テレンス・マリック監督「天国の日々」です☆
とっても、とっても、ひさしぶりにシャンソン物語(山形市七日町)に行って来ました。 昔、映画館に行く前に珈琲を飲みに行ったりして、いろいろ思い出の残っている喫茶店です。 この地下室でシャンソンが流れてるあたりが、秘密の小部屋っぽくていいのよね〜。 あの頃とぜんぜん変わっていなくて、トイレのタイプライターも健在でびっくり。 アラビアのマグカップという、珈琲がたくさん飲めるメニューが珈琲好きには、たまりません。 ごちそうさまでした。 そしてまた「カリフォルニア・ドールズ」のチラシを置いてもらうのだった笑。
前作「第9地区」が終わった瞬間、はやく次の映画が観たーいッ!!。あれから数年、待ちに待ったニール・ブロムカンプ監督「エリジウム」は、すごかったー。
他の監督がやったら、どこかに「嘘くささ」というか、変なメッセージ性みたいなものが出てきて、映画の夢が覚めそうになるんですが、ニール・ブロムカンプ監督の場合、抱えている問題の深刻さが違う事がはっきりと伝わってきます。 役者、脚本、映像、音楽、照明、どれもが、ひとつの美学に貫かれていて、すごいんだけど、根底にある思想が、どっしりしてるから、こんなに楽しめるんだと思う。 かつて、ウルトラマンやゴジラがSFという手法を使って、現代の世界が抱えている問題を提示したように、今から100年後の設定の「エリジウム」も、同じように、問題を提示して、理想を訴える。 これが、泣けるのよー。 ジョディ・フォスターの嫌な女っぷりが素敵すぎて、これだけでも、どんぶり飯3杯いけそう!。
遠くの町に住む友達の文章の切なさに触れていたら、遠い昔に観た橋口亮輔監督「夕辺の秘密」を思い出した。
世間から見たら少数派な恋愛感情の持ち主とその対象となる友達、まわりの友達の優しさに包まれた日々なんだけれど、この世界では、優しさがいつまでも続かない、続ける事のできない、残酷さと、儚さを、確かな眼差しで描いた映画です。 扇風機の場面は、今井正監督「また逢う日まで」くらい素敵よね!。 8mmの映画をスクリーンで観るなんて、困難な時代になってしまいましたが、DVD が出ていました。昔はフィルムを貸りるか、現地に行くしか観る方法がなかったのに、いい時代だなぁ…。 「二十歳の微熱」や「夕辺の秘密」を山形から東京まで観に行ってた頃、この人、そのうち、すごい映画を撮るんだろうなぁ…と思っていただけに「ぐるりのこと」は、たんなる観客の1人なんですが「きゃあー!」嬉しい悲鳴ものでした。 監督を他の監督に例えるのは、どうかと思うけど、橋口亮輔監督の眼差しの鋭さはカサヴェテス監督に通じるものがあると思う。 新作「ゼンタイ」が楽しみ。
取り壊される事の決まっている
白い壁の部屋は そのまま 夢のような日々で 続くことがない 寂しさとともに 続いてしまうことの怖さが まとわりついていた たいして飲むことの できないお酒を飲んで 足元のおぼつかない 彼が 白い壁に描いたのは 遠くの海に見える 乗ることのできない 輝いてばかりの観覧車だった いつになっても 空へ踏み出す 瞬間がつかめないから 異国の文字が水色で記された 彼のシャツを つかむことしかできない
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