そらいろキップ
言葉や国は関係なしに
汽車に乗り 眠り続ける少年の知らない
記憶の底の底の世界樹が
すべての、真実。
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木下恵介監督「陸軍」(1947年)観てきました。
もう、びっくり…何がびっくりって、70年前の映画って、今の映画に比べたら見劣りするんじゃないの?なんて漠然と思ったりする時があるんですが、「陸軍」の構成のスケールの大きさ、それが1h27という尺におさまってしまうのも、びっくりなんですが、撮影と編集のたくみさ、この時代に俯瞰で撮影して、対象に近づいてった時には「うそーッ!?」と乗り出して観てしまいました。後ろの人すいません(笑)。 亀井文夫監督の映画を観た時も思ったんですが、自分が昔の映画をいかに知らないかつくづく感じました。 木下さんの「陸軍」のすごい所は撮影だけではなくて、どこからどう観ても「反戦映画」に観えてしまう所で、田中絹代様のあの場面が軍部を怒られせたと言われてますが、笠智衆様の頑固親父で、どこか抜けている、映画的な盛り上げとしての演技、笑いを誘う姿の裏には、軍国主義にひた走る人間のおかしさを指摘してると思う〜。 観る人が観たら怒るわな、これは(笑)。 戦争やってる時に、反戦映画作るなんて、木下さんかっこいい〜♪。 古いフィルムだけど、特に事故も無く映写はすすんだけど、ラストは涙で画面が歪んでました…。 あの役者さんの若い時の姿が見れたり、当時の生活してる時の仕草や町並みがしっかり撮影されてるんで、風俗的に楽しめたりします。
日本に住んでいると、平和を訴えるけれど、「戦争」そのものが「空想の出来事」に思えてくるから、不思議。
「戦争と一人の女」は、ふだんの日本映画では表現できない事をしている。 海の外からやってくる映画だと、その国の事情もあるから、すべてではないけど、戦争責任も性の表現も大胆にやってるような気がして、表現の自由が守られている国は実際はどんな国?と考えてしまいます。 「昔の日本は美しい」「現代は少年犯罪が激増している」本当にそうなのか?と戦前〜戦後の日本国内の少年犯罪、大人の犯罪をちょっと調べただけでも、怖くなる反面、これをネタにしたら、韓国映画のえげつなさに勝てるんじゃないか?と思ったりする(笑)。 過去の日本の治安が悪いのって、戦争やっていて、社会の不安定が原因なんじゃないか?、戦争が人間を狂わせていくんじゃないの〜?てか、「殺せ、殺せ」って、教育してんのに、まともな道徳観が育つわけないじゃん。 そう、思っていたので、「戦争と一人の女」に出てくる人達の姿は、「これよ!これ!」と今までの不満がパーッ!と吹き飛ばされる、爽快感!。あー、楽しかったッ!(>_<)!。 坂口安吾様のアナーキーな世界に、ニマニマした、あの、トキメキが映像で味わえるなんて最高。 たぶん、こんな感想書く人滅多にいないだろうなぁ笑。 この映画を作った人達、上映を決めた映画館の人達はすごいと思いました。
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