そらいろキップ
言葉や国は関係なしに
汽車に乗り 眠り続ける少年の知らない
記憶の底の底の世界樹が
すべての、真実。
汽車に乗り 眠り続ける少年の知らない
記憶の底の底の世界樹が
すべての、真実。
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むかしむかしに ネジまいた
とうめいオモチャ いっかい ネジをまいたらば みんなが みつけるまで とまらないんだ とくいに なって むかし すんでいたくにをからかうひとにはわからない とうめいオモチャ いま すんでいる くにをこわしてる
あいかわらず夜の散歩。
都会と違って、田舎の路地裏は目が慣れてくるまで、スタスタ歩けない暗さで、暗闇の中に障子窓が浮かんでいたりして、時折、どこからかオルガンの音が流れてくる。 暗闇に輝く水溜まりは浅い事はわかりきっているのに、ふとしたはずみで落ちてしまいそうで、ゾクッとする。 こんな時にトオルくんが一緒にいたら、向こうの世界の言葉を翻訳してくれるのに。トオルくんとは、ある冬の夕方に、勝手に人の部屋に入ってきては、ウソかホントかわからない話をひとしきり喋っては、どこかへ消えてしまう少年。僕は歳をとるけれどトオルくんは初めてあった冬の夕方から、そのまんまだ。 そういや、しばらく現れていないな。 たぶん、路地裏のどこかで野良猫探しやギター弾きのお兄さんの歌を聴くのに夢中なんだと思う。 暗闇の中で、ひょっこり出会ったらどうしていたかたずねてみるつもり。
僕の住んでる国を好きになりなさいと云われても
僕の住んでる町は はるか昔、切り離された時間のなかにあったから その時の国でいいんだろうか? はるか昔から 続いてきた国は 新しい国を作るために はるか海のむこうを真似た国 そこには 僕の血はどこまでつながっているんだろ?
たくさんの人をあやめてしまっても 知らないふり
大きな風を吹かせれば 忘れさせられることができるからね 悪いことをしたなんて すこしも思わない あの時だって 罪をとわれなかったもんね 大きな風を吹かせれば 忘れさせることができても 息づかいはやってくる それは 知らないふりをした人たちが あやめた人たちの 息づかい 夜になるたびに どれだけ 苦しい思いをしたか どれだけ 悲しい思いをしたか 訴えに やってくる 息づかい 夜になるたびに
宙を指で なぞってみせた
宙は天の川が流れて 堰とめられた 星は 宇宙の井戸に おちていった ──lapin? 僕は あてずっぽうに あいつの ひとさし指の動きから 言いあててみせる 夜中の街にだけ 現れる あいつのシャツは 古い図鑑に遺されいるシャツ 夜風にゆらめくたびに 古地図 古記憶がゆらめくんだ ──そう それがオレの名前 まぁ 本当の名前なんて どうでもいいや 僕の名前だって 仮の宿みたいなものかもしれないし lapin 今夜は 丘の上から貨物列車を見に行こう 窓のない 貨物列車は 遠い国の魚と一緒にそのまま 暗闇宇宙を運び続ける 暗闇宇宙に 石を投げたら星になるよ lapin の言うことは どこまで本当かわからない 生きているのか 死んでいるのかも でも 誰よりも信頼できるってことは たしかなんだ
この、あっけなさがいいんだよな。
何となく、アニメーションの映画だと方向が決まっているような錯覚を覚えてしまうけれど、実写の映画に、いろんな種類があるように、アニメーションにもいろんな種類があっていいと思う。 人の気持ちを描いた短編小説みたいな。 通り雨が「さあっ」と降って、雨が乾くまでの一瞬の美しさのような作品だった。 あと「坂道のアポロン」好きには水沼史郎ですよ。水沼史郎^^
今回はちょっと番外編、プロジェクター上映で観てきました。
子供の時にテレビで観た記憶がおぼろげにあるくらいで、初めて全編観る事ができました。 話は建築技術的には完璧な超高層ビルが手抜き工事、不正が原因で電気系統が故障して大惨事へ…あららー!どこかの国で同じような事が起きてますねー!!!。もう最後の台詞までしっかり観ると身につまされる映画です。 40年近い昔の作品なんで、いまの技術と比べると見劣りしてしまいますが、この映画にこめられたメッセージを考えると後の世代に伝えたい作品です。 せめて後の世代が観る時には「人間のやる事は昔と変わらないねー」ではなくて、「昔はこんなひどい人間がいたの?」となってる…わけないか!(苦笑) あと、でてくる俳優さん達が豪華ですよ〜!何かこの俳優さん達のキラキラしたオーラを観るだけでも十分楽しめます^^。
東京にいた頃は夜中でも明るくて「暗闇」の存在が貴重に思えて、田舎に行ったら夜、散歩するぞ〜とはりきっていました。
夜になりかけで数えるくらいの星の頃から漠然と丘の上を目指して歩きだす。 そこは、風の吹き心地がいいのと、少し恥ずかしい思い出があったりする。 田舎道の事なので、街灯も旅人の帰りを待ちわびているように心細く、丘の上の近くにもなると待っていやしない。 それなりに、木もしげっているから、真っ暗になる。距離感がよくわからなったところへ、風の音や、くぼんだ町にかすかに反響している踏切。そして、虫の鳴き声。 自分がこの世にいる事が不確かに思えてくる。 ぶっちゃけ、怖くてスッタカ、スッタカ街灯のあるほうへ、よそ見しないで小走りになります。 暗闇は貴重というけれど、はっきりいって怖いよね(笑)。
7/12(火)は山形国際ドキュメンタリー映画祭2011プレイベント アピチャッポン・ウィーラセタクン監督特集上映に行って「第三世界」(1998年)「真昼の不思議な物体」(2000年)「ブンミおじさんの森」(2010年)を観てきました。
1人の映像作家の作品を続けて観る事ができる貴重な上映会でした。 過去の2作品の面白さのツボは口承文学が誕生、発展していく面白さ。噂話がどう本題から脱線して話が発展していくかの面白さにタイの人々の人柄と、直接は言えないような歴史が見え隠れしていて、人間の心の森に迷い込む面白さ。 「ブンミおじさんの森」 日本に生まれ育ちながら、ちょっと不思議に思っていた感覚がある。 お盆になるとお墓に水をかけに行きますが、その時に日本酒もかけて普通に話かけるんですよね。 大人になってからクリス・マルケル監督「サンソレイユ」に出会い、その中でも日本人がお墓に日本酒をかける行為を興味深そうに撮影されていた。 そう、この「この世」と「あの世」が上下の世界ではなくて、横にすぐ近所で繋がっている感覚!。 「ブンミおじさんの森」はその「感覚」を映像に記録している!。 「別に死後の世界の映画なんていくらでもあるじゃん」と思われるかもしれません。 確かにいくらでもあるけど、感覚的に心の奥底を刺激する映画があるかとふりかえると、意外と少ないような…。 思いつくのはソクーロフ監督「ロシアンエレジー」。あと、異世界を異世界の人が作ったような映画となるとパゾリーニ監督「王女メディア」。 アピチャッポン監督は、異世界を異世界の内側から映像化できる監督の系譜に入っている人なんだと思う。 「ブンミおじさんの森」は前世の記憶をたぐいよせる事を楽しみにしている者にはたまらない映画です!。 お国の事情をいろいろ考えさせられる映画。 アピチャッポン監督に会える時は「もしかして、『火の鳥』好きですか?」って聞いてみた〜い!。
あいつらが 僕たちをつかまえに来るまえに
鉄橋のしたに 隠れ家を作ろう 屋根裏の本で みつけた友達は 手のひらから星が見えた 別に 彼が悪いわけではないのにね 手のひらの星は あいつらの罪の数 あいつらが 僕たちをつかまえに来るまえに 罪の数を しっかり記しておくよ このノートにね
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