そらいろキップ
言葉や国は関係なしに
汽車に乗り 眠り続ける少年の知らない
記憶の底の底の世界樹が
すべての、真実。
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『ドキュメンタリー映画』は、どんな印象をもたれてるんだろ?
インタビュー形式で、ナレーションがたくさんあって、演出=やらせなんてとんでもない? 山形映画祭で上映される作品は、ドキュメンタリー映画に対するステレオタイプな印象を次々こわしてくれる。 ドキュメンタリーなのに演出がどうのこうの?『ドキュメンタリー映画の父』と呼ばれるフラハティ監督「極北のナヌーク」(1922年)だって演出が存在する。 ドキュメンタリーにおける演出の是非は作り手の意志に善意、悪意どちらの要素が多いかで判断するべきなんじゃないだろうか? 前置きが長くなりましたが「真昼の不思議な物体」はドキュメンタリー映画の概念をガラガラとぶちこわす映画。と言っても小難しい映画ではなくて、近所のおっちゃん、おばちゃんの井戸端会議聞いてたら話がぶっ飛びすぎてて大笑い!。噂話におひれがついて、なんじゃそりゃな展開に!あ〜本当、変な映画だったー(笑) 暑い暑い夏の夜には夢みたいな映画はいかがでしょうか?。 フォーラム山形にて7/12(火)のみ『真昼の不思議な物体』〈山形国際ドキュメンタリー映画祭2001インターナショナル・コンペティション優秀賞〉+『第三世界』〈山形国際ドキュメンタリー映画祭99'アジア千波万波上映作品〉 フォーラム山形にて7/9(土)〜アピチャッポン監督『ブンミおじさんの森』〈2010年カンヌ国際映画祭パルムドール(最高賞)受賞〉
ベンチに座っていたって
何も 話す事なんて思いつかないって わかりきっていたけど それでも 自転車でやってきた 夜の公園。 夜の公園は 本物の星が降りてくるんだ 夜はこびの汽車が通りすぎるから あいつは僕とおなじで 夜はこびの汽車が わかるから 風のなかに響きわたる 踏切の音を見つめている
ひさしぶりに『なんちゃって詩人』を開いてみました。
3.11以降、気持ちに全然余裕がなくて開く事ができませんでした。 掲示板を見ていたら、伊達風人さんという詩人さんのお父さんの書き込みがありました。 僕はこの時、初めて伊達風人さんの名前を知りました。 まだ若いのに亡くなってしまったそうです。 伊達さんが更新されていたホームページも消えてしまうので、消えてしまう前に息子の詩を読んでくださいという書き込みでした。 残念ながら僕はホームページを見る事ができなくて、ネット上を旅する伊達風人さんの作品を読む事になりました。。。 『かえるの舌』古代の世界に接続したようで、ぞくっとするのに微笑んでしまう不思議な詩です。 伊達風人さんは、おなじ山形の人だし、少しは広める事ができるといいなと思い紹介しました。
東京に野良猫達を置いてきてしばらくになるけど、いま住んでいる町にも顔見知りの野良猫と飼い猫が増えてきた。
僕の近所も空き家が増えてきて、人間の代わりに猫が住んでいたりする。 東京だと、猫がカフェに勤めていたりするけど、この町の猫は、いつ客が来るかわからない居酒屋に勤めていたりする。 子猫が多いらしく、2階の出入口からポテン!と落ちてくるのもいれば。道をヨチヨチ歩いているのもいて、車にひかれては危ないと思ってつかみあげるとフー!フー!怒ったりする。反抗期。 1匹だと思って近づいてみたら、仲間猫に囲まれていたりする。 港町でもないのに。猫が多いな。 猫町になるまで、あと少し。
き、木下さん。いくら何でも泣かせすぎ…。
木下惠介監督の演出は一見地味だけれど、ラストの「泣かせの場面」にむけて機織りのようにコツコツ積み重ねられて、あの手この手で責めてくる。 いまの映画。テレビやパソコンのモニターで見る事を前提としたいまの映画に見慣れていると、木下さんの引きの場面はすごい。そこまで引きますか。 この引きの場面ひとつひとつが、戦争が悪化する前と敗戦後の描写が比較するように計算されたりする。 引きの場面が多いという事は役者さんの全身像。「佇まい」の演技が物をいうんだけど、立ち方、座り方でこんな感情を表現できるんだー。役者さん、それを引き出す木下さんの演出に寒気がしました。 「日本の悲劇」を観た時も思ったのですが、木下さんは役者さんの指の曲げ具合まで、自然に演出してしまう恐ろしい監督さんだ。
ちょっとはやいけど、フォーラム山形で7/22(金)にロシア名作映画館シリーズVOL.28アレクサンドル・ソクーロフ監督「エルミタージュ幻想」が上映されます。
伝説の90分ワンカット映画。カメラ好きな方は必見です。「カメラマンすげー!!」って思いました。 ソクーロフ監督は映画では難しそうな、その世界の「空気感」を表現できる方です。 敗戦間際の昭和天皇の心理を描いた「太陽」(イッセー尾形さんの演技がすごい!)では、監督はロシア人、全編ロシアロケなのに昭和の「静かな怨念のような空気感」を再現しました。 「エルミタージュ幻想」はロシアの歴史。西欧化していくロシアの空気感を表現していて、その時代に迷いこんだ錯覚におちいるほどの興奮。 その興奮が革命的な映像技術と豪華絢爛な衣装とエルミタージュ美術館に展示されている作品とともにやってくるんですよ〜。ヨダレじゃなかった、涙がとまらなかった。「こんなに面白い映画があるのか!?」って。 暑い暑い夏の夜は幻想のような「エルミタージュ幻想」はいかがでしょうか? 公開してから9年近くたつけど、いまの音響設備だと「あの場面」がどう聴こえるのかこちらも楽しみです♪
お気に入りのノート一冊買うのも難しい街に来て、一ヶ月近くになりました。
いろいろ不便だけど、いいところもあって、ちょっと歩けば、林の中へ行けるし、小川も流れている。廃墟もいたるところに!こう書くと、タルコフスキーのテーマパークみたい(笑) 他のいいところは、星の見える丘に歩いていけること。 田舎とはいえ、それなりに街灯や家の光があるから、山奥や海の上に比べたら少ない星だけど、東京にいる頃にくらべたら、星を近く感じて、空のまるさを感じることができる。 夜風に吹かれながら、芝生やベンチに座ってぼんやりしているうちに、いつの間にか星がふえていて、何かかたどり始めていた。 これだけ星があるんだから、生き物が住んでる星のひとつやふたつはありそうな気がしてきた。 妄想を日々の糧としている者にはすごく大事な、星の見える丘です。 これで星座がわかればもっと楽しめるんだけどねぇ…^^
街灯が自分の姿を蔦で埋めつくそうとしてる
緑色はゆっくりゆっくり埋めつくしてる 昼間にイタズラした犬は 眠りこけてるから いまのうちに 緑色から 一枚くすねて ぼくらが無くした 影のかわりに 靴のかかとに はりつけておくんだ
今日は山形市のお隣上山市のJRかみのやま温泉駅の駅前の「御菓子司 だんご本舗たかはし」に行ってきました。
こちらのお店は店内に喫茶コーナーがあります。 今日いただいたのは、おだんごセット500円(おだんご2本と好きな飲み物) ふっふっふっ。ここのおだんごは、生クリームのトッピングができるのだよ明智くん。※生クリームは+30円です。 大好きなずんだだんごの上に乗せられた生クリーム!高さ的にはおだんご2階だてといったところでしょうか。最近縮小化が進んでいる気がするお菓子たち。 口をあんぐり開けないと食べられないお菓子なんて! スプーンがあってわけられるようになってるんですが、ここは野生児のようにかぶりついてみました。 いや〜ずんだと生クリームがこんなにあうと思わなかった!あと、あんこ、ごま、しょうゆ、ゆず、季節もののタレがあるようです。 あとこちらには食用竹炭を用いた「ほんてん黒いどら」(※山形の方言で「本当に黒いですね」の意味)という竹炭とココア生地のどら焼が10種類あります。 ドラえもんが見たら大変だなー。 おだんごセットの後にチョコレートクリームに生チョコの入ったどら焼をいただきました。250円くらいです。 なんかチョコクリームの間から生チョコがでてくるって宝掘りみたい^^うまかったー。もしも上山市に来る機会があれば食べにきてみてください。 何か食べ過ぎたんで(笑)足湯めぐりをして帰ってきました。 値段は2011年6月19日現在のものです。
中学の2年生の春に、神谷トオルが転校してきた。
魚のように駆けているかと思うと、人気のない屋上へ続く階段に座っていたり。 何がどう違うのかわからないけれど、あいつは違う世界から転校してきたんだ。 僕は確信していた。 町で星空に一番近い公園。──それは優しい鯨の背中に似ている──に登った夜に、あいつも登っていた。 ラジオ片手に。 あわせる周波数はラジオ欄に載らないから、郵便受け。 神谷トオルの友達が工作で作ったロケットが本当に飛んでしまって、地球に戻れなくなったから、宇宙から声の手紙が、郵便受けにやってくる。 一緒にロケットに乗っているライカ犬のラッキーの声とともに。 あいつは悲しそうだけど、はりきっている友達の声と、ラッキーの声を聴かせてくれた。 星空の星のどれかが、友達のロケット。 一緒に探しているうちに、星が消えていって朝になっていた。 見つける事ができなくて、しょんぼりした神谷トオルと何を話したのか覚えていないけど、公園のふもとでチョコレートパンを買ってかじりながら、僕たちは家へ帰った。
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