そらいろキップ
言葉や国は関係なしに
汽車に乗り 眠り続ける少年の知らない
記憶の底の底の世界樹が
すべての、真実。
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たまには日記でも。
悲しい。 ここ2週間近く映画館に行ってない。石井輝男もオリヴェイラも大藤信郎も観に行け ない人生なんて…(泣)。9月中旬に山形映画祭の特集があるのが救いかも…。 悲しさのあまり、自分にプレゼントってことで「坂道のアポロン」のサントラ買ってみた。 一時期、ジャズ喫茶店やらクラシック喫茶店に、はまってたわりには、 全然演奏してる人を覚えなくて(すいません!)どのあたりから、聴いていいもんかわからなかったんで、ちょうどいいかも。 マンガって、音がでないから、このサントラを聴いて「あ〜この時は、この曲が流れてたんだ〜」と読みながら聴いてみると楽しさ倍増です。 やっぱ、夏の夜はジャズだよね〜。 しばらくぶりに「真夏の夜のジャズ」が観たくなった。
きつく握れば切れてしまいそうな
しろいいとは 頼りないから好きなんです しろいいとは 指をすりねけたら むかいます 天の国へ 緑や青の球体は 天の国へたどりつくのは どのあたりでしょうか? 何度か 試してみようと思ったけれど 試してみる勇気がでてきません この指にからまる しろいいと しろいいと 頼りないから好きなんです だから 試すことができないんです
ぼくらの作りだしたタイムマシンは不完全だから
誰かが住んでいた 感覚がほんのすこしだけ残っている 原っぱにしか行くことができない 地面の窪みに同調する 靴のかず 歩数 心地よい 段差 地下水と通信できない 井戸 ポンプ 通信できない ポンプのかわりに ななし草が通信してるよ ななし草が ぼくらの腰よりのびてた頃 天をおおってた頃は 本当のことが云えたのに ななし草が 天をおおうのを やめた いまでは ぼくは嘘ばっかり ついている 本当のことなんて 何 ひとつ云えないんだ 不完全なタイムマシンは 嘘ばっかりついている ぼくにぴったりだ
中学生や高校生の頃って、他の人がまぶしく見えてめまいがしたり、少し年上の世界が、とってもとっても大人の世界に見えたりしました。
さんざん酔っ払って、朝起きたら知らない家で、知らない人たちと雑魚寝してた、なん て事もある今となっては「あの、なんだかわからないけど、まぶしかった世界って、もう感じる事ができないんだろうな…」って、しんみりしてしてしまいます。 実際、あの世界に行く事はできないけれど、「坂道のアポロン」は、あのまぶしかった世界。どこか自意識過剰で、ちょっとした事で、へこんだり、身体が勝手に動いてた世界を感じる事ができます。 ありゃ、いまでもそんな事があるのは気のせい?(笑)。 僕が育った所って山奥だったから、港町、船乗りとか憧れの題材で、レコード屋さんに地下室があったり、寝起きに泣いている子がいたりとか、毎回、毎回、「ほら、ほら、あんた、こういうマンガ読みたかったんでしょ〜?」と読みたかった、マンガのツボを刺激されまくり!。 なーんもない田舎だったから、こんな設定がマジでうらやましい。 共通の趣味がある友達がいるって、いいですね。それがジャズだったりするから、最高。 あと、扉絵は着せ替え人形みたいで楽しいし。 いちばん受けたのが2巻のSCENE9。なんかも〜作者の愛がビシバシ伝わります。 いちおう男の子と女の子の恋愛物なんだけど、それよりも、男の子と男の子の気持ちのすれ違いの描写が絶妙です。 4巻のSCENE18のラストとか最高ですね。椅子から落ちるかと思った場面って、ここです。 マンガって、いろいろ言えるほど読んでないけど「こ、このコマ割りって、男の子と女の子の心理描写のコマ割りなんじゃ…(笑)」な場面が次々出てきて、笑いっぱなしです。 あの、おにぎりとカツカレーが食べたいなぁ…。 もしかして、煉瓦亭の近所のカツカレー?
夏休みのあいだ買い集めた「坂道のアポロン」(小玉ユキ著)女子中学生の間に入って、本を手にとる瞬間がめっちゃ恥ずかしかった。
60年代後半の長崎の高校生の物語で、恋愛物なんだけど、男の子と女の子の恋愛よりも、薫と千太郎の、男の子と男の子の気持ちのすれ違いの盛り上がりがすごい、絶妙!で何度も椅子から ずり落ちそうなくらい笑いまくる。あーこれわかるわぁ〜!!の連続。 「思春期病」は楽しいなぁ〜。 晩酌のコーヒーも、いつこぼすかわからないからテーブルに置けない マンガにこんなにはまるなんてひさしぶり。実在の人物って思えるくらい。 ずーっと読んでいたいのに、容赦なく炊事、洗濯、家事がやってくる…(T_T)
オレのバックには
いろんな本が入っている あんた ちょっと見てみない? 押し売り? こんなとこで 押し売りなんてするわけないじゃん 見せるかわりに ビールちょうだい ガキがビール飲んでいいのかって? かたいこと 言わないでよ それに あんただって ガキ相手になにやってんだよ? オレのバックには いろんな本が入っている むかしばなしだけど みらいばなし。 歴史の勉強もできて 未来までわかっちゃうってすごくない? むかしばなしは みらいばなし いまの世界が これからどうなるかあててみせる 信じる 信じないはあんたしだいだけど よく 読んでみてよ もう 終わり近いんだけど おんなじでしょ? あらら 青くなっちゃった オレのビール はんぶんいる?
1年ぶりに山形県大江町左沢(あてらざわ)の花火大会に行ってきました。
花火大会の時間まで町をふらふら、何故か雪国なのにバナナの木(草)があった。農協の近く…ってネタがローカルすぎ。 僕の家は建て替えたんで、子どもの頃の思い出は途中からしかないんですが、左沢の親戚の家は柱に僕の身長を計ったあとがあったり、昔のままで、子どもの頃に ドキドキしながら遊んだマトリョーシカがまだ残ってたりしてました。 僕が3〜4歳の頃(?)に、お風呂場の脱衣場に犬がいました。 年寄りの犬だったみたいで、お風呂場が暖かい時間に、毛布にくるまってカゴの中で休んでいました。 年寄りの犬だったから、一緒に遊んだ記憶はないんだけど、何か思い出すんだよね。 じーっと黒い瞳で見あげてた。 犬は僕が子どもの頃に亡くなってしまいました。 ひさしぶりに親戚の家に行ったら、お風呂場に犬がちょこんと休んでいるような気がしました。 親戚には「あ、犬が…」なんて、言えないけどね(^_^;) お盆って、動物も帰ってくるのかな?
本題の前に訂正です。
以前「NHKアーカイブス川口は宝の山」で「いつでもない一日 北見北斗高校強行遠足」(1970年50分カラー)はアーカイブスにないみたい…と書いたんですが、探したらありました。。。 「特集ドキュメンタリー」という部門の「NO,30」です。 NHK山形放送局はフォーラム山形の近所なもんで、映画の前に映像でも見っべが〜(山形弁)と行ってきました。どうしようもない映画バカですね(笑) ※地方局でも昔の作品が見れるから行ってきました。 今日見たのは「日本の素顔 子どもの見た夏休み」(1959/08/23 放送 30分白黒 NHK大阪) です。今から51年前の子どもたちはどんな夏休みを過ごしていたのかな? 受験のために補習授業を受ける子どもたち、日本舞踊を習う男の子…あら、ずいぶん、まじめな子どもたち…NHKだね〜と思ったのも、束の間、そこは昭和30年代、期待を裏切りません!どんな期待だよ(笑) 大人に混じってパチンコをして、景品交換する男の子、夜中の12時に「暑いから」とパンツ1枚で妹連れて繁華街を散歩する男の子。妹はワンピース(?) 撮影は昔の大阪ですが、今の東京に置き換えたら、夜中の12時に歌舞伎町を子どもがパンツ1枚で歩いているみたいな感じ(?) 居酒屋で、夜中に子どもがいると「え〜?」とか思うけど、パンツ1枚で繁華街歩かせるよりかはマシですね(笑)。 あと、遊泳禁止の淀川で水泳してる子どもたち、ポンポン船にちょかいだして、船の紐をつかんで引っ張られて、大喜び! 楽しそ〜。 こんな子どもたちを、心配している大人もいて、親が共働きで、いない子どもを集めた不在学級、今でいう学童保育所を作った学校が紹介されて、 子育てに悩む母親の気持ちも紹介されます。 ここに出てきた子どもたちは、今は60歳くらい、あたり前のことだけど、みんな子ども時代があって親を心配させてたんですね…。 子どもの言いぶん、気持ち、親の気持ちをうまくとらえていていいんだけど、カメラの視線が妙なんですけど…NHKの取材じゃなかったら、危ない人なんですけど(笑) で、他にも探してたら、NHKの伝説の演出家、佐々木昭一郎氏の「マザー」「さすらい」「夢の島の少女」が出てきまた!!!。 母親に捨てられた少年が、母親の面影を求めて神戸の港町をさまよう「マザー」の映像詩の凄さは鳥肌もの!ゾクゾクしながら観てたら、「キャタピラー」の上映時間が迫ってきて、泣く泣く、途中でやめました。 佐々木昭一郎氏の作品が気になった方、気になっていた方、近くにNHKがあって、ビデオブースがあれば観れる可能性が高いです。 モニターにいろんな部門が出てきます。そこのNHKアーカイブスに入っているみたい。
僕が生まれた頃には、戦争は終わったものとされていた。
ただ、それでも、戦争の恐ろしを伝えてくれる、人や芸術がまだ存在していた。 近頃、戦争を美化するような空気が流れているのは気のせいでしょうか? 若松孝二監督の「キャタピラー」には、戦争に対する美化は一切ない。 戦争がいかに恐ろしいものか、いかに人間を破壊するかを見せつける。 特定の人間が「軍神」として崇められることの矛盾を、寺島しのぶさん演じる妻は夫への愛情、憎しみをぶつけながら訴えていく。 怖いくらいの迫力なのに、美しくて色っぽい。すごい女優さん!。 大西信満さん演じる夫役って、すごい大変だと思う…。実際の、人間の人生が破壊されていくような演技の凄さで、戦争が作りだす狂気の世界に叩き落とされた。 他の監督さんと比べるのって、失礼かも…とは思ったんですが、「キャタピラー」の人間描写はベルイマンの「サラバンド」くらい怖かった。 泣けてしまって椅子から立てなかった…。 追記。(8/18) 「キャタピラー」は高校生は500円で観れるみたいです。 この作品を観るのは覚悟がいるけど、ぜひ観てください。 たま〜に戦争が格好良いかのような、正義のための戦争…なんて、本や映画がでますが、人殺しが格好良いなんておかしな話ですよね。 僕は傷痍軍人の方を、写真や映像でしか見たことがありません。 昔の日本には傷痍軍人がたくさんいました。 よかったら、こちらの作品も探してみてください。 「忘れられた皇軍」(1963年/大島渚監督)日本軍に徴兵された韓国人が、戦後、日本、韓国、どちらからも補償してもらうことができなかった傷痍軍人のドキュメンタリー映画です。
子どもの頃、けっこういい年齢で(もしかしたら、小人がくるかも…)と小人の家を作ったなぁ…今考えると、この子、大丈夫かしらって気がする(笑)。
映画が年々、派手になって行くなかで、ジブリの作り出す作品って、いつでも安心して観にいけていいなぁ…。 ちょっと話はズレちゃうけど、たとえば「もののけ姫」や「千と千尋の神隠し」に思想的な問題を見つけることはできるけど「もののけ姫」は大陸から来た鉄を扱う民族と、先住民族の物語で「千と千尋の神隠し」は違う文化圏に連れて行かれた少女が名前を変えられ、創氏改名されて、湯屋(遊廓)で働かされる物語…で、こんな過激な題材でこれだけお客さん動員できるってすごいと思いました。で、おじいちゃんが孫に読み聞かせするタイプの「崖の上のポニョ」にそれを求めるのは違うんじゃないでしょうか…。 「借りぐらしのアリエッティ」って、何か民族的な問題という気もしたけれど、 それよりも、いま住んでいる世界が、どれだけ豊かな世界かって気づかせようとしてる。 昼間の光り、昼間の物音、夜の光り、夜の物音、虫の鳴き声、よく、これだけ音を入れたなぁ…とびっくりしました。 あとね、昼間に吹く風の感覚と、明け方に吹く風の感覚って違うんだけど、その違いが表現されてる。 アニメーションで、こんなことできるってすごいことだと思う。 何か、自然と外に出るのもいいかも…と思えてくる映画です。 あんふうに、小人とつきえあえる友達がいたら退屈しないで住んだろうな〜。 あと、山形県出身的にJA山形のダンボール箱がでるのも、嬉しいけど、前世はロシア人的には、あの大きなマトリョーシカにドキドキ☆。
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