そらいろキップ
言葉や国は関係なしに
汽車に乗り 眠り続ける少年の知らない
記憶の底の底の世界樹が
すべての、真実。
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公開当時は、少年少女が殺し合いをするという内容に「こんな映画は絶対中、高生に見せるな!」と社会問題にまで発展しました。
まぁ、良心的な大人はそう反応するんだろうなぁ…。 僕は原作は読んでいませんが、映画を観た時は「あ、こんな反戦映画もあるんだ!」と感動したものです。 例えば少年少女の制服の色に注目。 この色、どこかで見たような…。 第二次世界大戦の頃に「国防色」と呼ばれた色を思い起こさせます。 バトル・ロワイヤルでは殺し合いから逃げようものなら殺されます。 戦時中に戦争反対を唱えた人間はどんな最期を迎えたか? 映画の中には、戦時中に国策映画があったように、殺し合いのビデオ教材がでてきます。 よくよく考えたら、戦争の恐ろしさを現在の日本に置き換えたような映画です。 「戦争が始まったらこうなるんだよ〜」と激しく伝えてきます。 中高生にこそ観てほしい映画と思うのは僕くらい?。 何でまた「バトル・ロワイヤル」の感想を書いているかというと、昨日、「バトル・ロワイヤル」が3Dになるという記事を目にしました。 観てみたい反面、引っかかっているのが、監督が過去の作品を編集、加工するのはいいんですが、深作監督はもう亡くなっていて、他の人が手を加えるってどうなんでしょう? どの作品まで手をだすのかわかりませんが、過去の日本映画の時代劇も3Dにする計画 もあるみたい。 ふと、手塚治虫先生の「観たり撮ったり映したり」(キネマ旬報社)という本の「白黒 映画への郷愁」というエッセイを思いだしました。 白黒アニメの「鉄腕アトム」をカラーにしませんか?と誘われて断った話や、アメリカのテレビ局が、白黒映画の傑作をカラーに変えようとして、ビリー・ワイルダーや ウッディ・アレンが猛反対した話が載っていて、過去の作品を監督以外の人が手を加えるってどうなんだろ? 映画監督の立場って何だろう?と思いました。 何か長々と書いてしまいました。 「バトル・ロワイヤル」を3Dにしたらどうなるか正直、観たいんですけどね(笑) とってもとっても、大好きな場面があってどうなるか楽しみ!(^^)!
うさぎ風が駆け抜ける朝は 水槽のままだから
彼が眠る繭の中で うさぎ風に吹かれた 繭の糸は おろしたての開襟の匂いににていた 孵化なんかしてほしくないから 草原で割れた鏡のうえに寝そべるよ 実体化した光は 僕の背中に 何かを記してくれるから それは 孵化なんかしないですむ方法かもしれない 踏切は 一緒に渡ったのに いっせいに 光のなかに水没 あの オレンジの花びらは どこへ飛んでいった? 僕は 彼が眠る繭に飾ろうとしたのに 見つからないんだ
林を想わせる湊は
どんな暗闇でも見える風景の写真です それは 希望のひかりを放っています 写真むこうがわと繋がっているから 瓦礫の山で 僕たちとたいして歳の変わらない少年が 火をおこした時にわけてもらいました 手で触る事のできる炎はみどりで 僕たちは 枝に火をつけて 煙草の真似をします 吸い込む空気は 生まれるずっとまえの あぶくにさえなっていなかった 12年間のことを思いださせます あぶくにさえなっていなかった 12年間を想う時に 林を想わせる湊から 飛沫 僕たちの煙草を奪っていきました
服装のみだれと 髪のみだれは心のみだれです
壊れたテープレコーダーな お説教の帰り道 いつもはうるさいだけの 蛙の合唱がお説教を消去 まぶたを閉じる 数を数える それは できればフランス語で いつもと違っていれば 違うほどいい 数えてるうちに 違うオレがやってきて 数えおわって 本物のオレが帰ってきたら 革靴に金貨が落ちている 蛙の合唱がうるさいくらいのあぜみちにも 蒼白い光りは 届いてくる 蒼白い光り 機械ばかり睨んでいると思いこんでる大人達は嫌な顔 見知らぬ友達に 会うまえに 既視感みたいなニュースばかり流れている 僕は瞼を閉じる。 陸の上だけれど、水の中へむかって飛び込む用意 魚達のつっつきに我慢して、泳ぎ疲れて、陸へ帰ったら、 金貨を濡れたまま鞄の中に押し込むんだ。 見知らぬ友達 ラパン スイマー スクラッチ はじめて出会ったのは 暗闇毛布が蒼白い光りを放った夜の夜に 誰よりも 安心して話せるやつが見つかった 金貨をぼくにくれるのは みだしなみのいい人です ぼくは つぎに金貨をくれる夜は 金貨のかわりに 拳銃をもたせてもらうつもりです もちろん中身は空のままでかまいません ただ 一度でいいから 拳銃を自分のこめかみにあててみたいんです ラパン スイマー スクラッチ 会う事ができたなら お気に入りの廃線路に暗闇毛布を紹介するよ それまで 嫌なやつに負けないでよ 既視感みたいなニュースの流れの中で きみたちに会えた事を誇りに思うよ
僕の母親は面倒みがいいというか、困っている人がいると放っておけない人で、近所の人が寝込んだりすると食事を作りに行ったり、兄弟が行方不明になると探して、借金を肩代わりしたりしてます。
何の得になるわけでもないのに。 「おとうと」を観てたら、母親の姿と重なって、容姿は重ならないけど(笑) あ〜こういう事だったんだ…と、ろくろく会話をする事もなくて、聞く気も起きなかった母親の行動がわかったような気がしました。 親不孝を反省。 ふだんの会話はズレから始まる事が多くて、会話しているうちに(あ〜その件の事ね)と接点を見つけていく事があるんですが、「おとうと」はそんな日常のズレを映画の中で表現していて、演出の丁寧さにびっくりしました。 ホスピスの場面にしても、ホスピスや施設の会話って介護されている人を安心してもらうために、独特の言い回しがあって、その場所に馴染んでいないと「この人って、何でこんな言い回しをするんだろう?」って思う瞬間があって、その瞬間が映画の中で、さらっと自然にでてきて、ぞっとした。 姉と弟、その家族の泣ける映画だけではなくて、自分が住んでいる社会の問題を静かに訴えかける。 自分がその状態にならないとわからない、立場の弱い人々の声を届ける事の大切さに気づかされました。
とりたてて 味方しようとは思わないけれど
乗ってる船は 難破ばかりで困りもの 船長と水夫が追い出されて あたらしい船長 あたらしい水夫になりました こんどこそ 島へつくんですね いえいえ この船がむかうのは 懐かしい人たちが待つ 海底の都でございます 明日つくのか 明後日つくのかわかりませんが あたらしい船長と あたらしい水夫が おなぐさみに 歌と踊りをご覧にいれます 舵のきりかた 謎だらけ 私ら 歌で食べてます 舵のきりかた 謎だらけ 私ら踊りで食べてます 虫食い穴ぼこ 船の底 虫食い穴ぼこ ごまかしごまかし張り合わせ 海水あふれて 魚の巣 もうすぐ つきます海底の都
映画や本を探しているうちに、初めて出会ったのに昔から知っていたような作品に出会うことがあります。
永島慎二先生の「フーテン」はまさにそれ! 「フーテン」は昭和37年頃に新宿に集っていた、定まった職業ももたず、家をもたずにいた人たちと、自称児童まんが家の長暇貧治の交流を描いた作品です。 フーテンの実態を考えたら、家出の少年少女はいるし、睡眠薬には溺れるし、いい状況ではないけれど、出てくる人たちが長暇貧治を含めて、生きて行くことに純粋で、もの凄く傷ついたり、喜んだり、感情がまんがの線になって熱く伝わってきます。このまんがの線のぬくもりのようなものが好きで、何度も何度も読み返しています。 ああ、まんがの国に生まれて良かった! 舞台は40数年前だけれど、今も現在進行形で古くならないでいます。 今は今で、人間はいろんな問題を抱えているけれど、この頃の人間、若者って、親が 戦争に加担した世代だから、親子間の葛藤は今よりすごいですよね。 「フーテン」の登場人物のモデルになったひとたちは、今では60〜70代。 町でそのくらいの人たちを見かけると、この人の若い頃って、どんなだったんだろう?そんな事を考えます。 東北の田舎から東京へでてきた理由のひとつは、永島慎二先生の世界に憧れて…だったりします。←大丈夫かしらこの人(笑) 新幹線でビュ〜ンと来れてしまう時代に、フーテンがいるわけもなく、時代に乗り遅れ感いっぱいでした。 それでも、阿佐ヶ谷に行ったり、国分寺の「でんえん」に行ったり、新宿で昔はどんな人たちがいたんだろうと?見えない足跡を探していました。 見えない足跡を探しているうちに、昔フーテンだったり、アングラな演劇やってる人たちと知り合うことができました。 僕よりずっと年上だけれど、歳を感じさせなくて、酒飲みで、昔話が普通に過激です。 平和な現代に生まれよかったような気がしました(笑)。
原題が「FLAMMEN OG CITRONEN」で、邦題が「誰がため」。
邦題で何か思うことって、あまりないんですが「誰がため」って、つけた人はすごい! 映画はナチスに立ち向かった実在した二人の男の物語。 命令でナチスを次々暗殺していくけれど、正義のためとはいえ、やっていることは結局、殺人じゃないか?一体、誰のために、ナチスを暗殺しているんだ? 戦争が巨大な暗黒の迷宮となって、二人に忍び寄る。 それまで、人を殺した事がなかった人間が任務を遂行してから、どう変わっていくか。 時にクローズアップで表情のゆがみをとらえて、時に、亡霊のような人影を作りだして、正義に走っていく姿を暗闇を駆使して描いていきます。 あの壁一枚のせめぎ合いは最高ですね。 観てすっきりするという映画ではないけれど、戦争の中での正義ってなんだろう? と考えさせられました。 下高井戸シネマで観てきたんですが、映画好きにはたまらない作品が続きます。 フェリーニ、ゴダール、タルコフスキー…。は、鼻血がでそう(笑)
いちども会ったことのない少年にたいして
多くのひとたちは 何もかも知っているように 語りだす 語りだす ひとたちの多くは いちども少年に会ったことがないから 壊れかけの水銀灯は そのまま伝言で 星とおなじように 伝えている ヘッドフォンをつけてたたずんでいる 少年が何もかも知っている相手だと 気づかないまま 暖かい家へと いそいでいる だれ ひとり 少年が戦っているのも気づかずに 戦っている だれと? 何もかも知っているひとたちは 戦っている相手が だれなのか そもそも 戦っていることを知らない 気づかない 何年たっても 何十年たっても 髪に白髪がまじろうとも 気づかないままだけれど 壊れかけの水銀灯のしたには ヘッドフォンをつけたままの 少年がたたずんで ときおり この 街には不釣り合いな 目立つ色の乾電池を 路上に転がすけれど 暖かい家へと いそいでいるひとたちは だれも 気づかない 今夜も 壊れかけの水銀灯のしたで ヘッドフォンをつけたままの少年は この街には不釣り合いな目立つ色の乾電池を 路上に転がしている
毎日、毎日土鍋でご飯を炊く日々で、おかずも味噌汁にめざしに納豆…。
三丁目の夕日読んでたら朝ご飯の内容がほぼ同じでふきだしてしまいました(笑) 昭和30年代なわが家の食事、た、たまにはパン食いて〜! そんなわけでフレンチトーストをたまに作ります。 考えたらフレンチトーストって食べた事がなくて未知なる食べ物。 食パン、雑穀パン…試してみて、バタールを4〜5cmに切って牛乳100ml、卵1個、粗糖小さじ1をまぜた液体に15分くらいつけて(途中で裏返して、反対にもつけます)から、バターでもオリーブオイルでも好きなのをひいたフライパンで気長に焼きます。 あまった液体はバタールの上からかけちゃいます。 すぐ動かすと、卵が崩れちゃうんで気長に本でも読んでみる。 裏返して、いい感じで両面キツネ色になったらできあがり。 食べてみたら、でかいプリンみたいでうまかった〜。 いいパン屋さんに出会えると美味しさが倍になります♪ この前使ったのは代々木上原のカタネベーカリーさんのバタールでした。 ここのパンは美味しいです。
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