そらいろキップ
言葉や国は関係なしに
汽車に乗り 眠り続ける少年の知らない
記憶の底の底の世界樹が
すべての、真実。
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鳥のついばみ の痛みは 彼の身体
春陽が近づいたので 身体に 春を捕らえるための絵の具を 塗ったからです 水仙が色を失って 途方にくれた痛み 痛みをやわらげてあげようと たらいに温まっている 水をためました 近づいてくる 春陽のなかでたらいにつかった彼は 絵の具とともに 流れてしまい 濁った水から 見知らぬ 鳥が飛びたちました
鉄の柱に 浮かびあがった
宙のいえ 宙のいえに おとずれるたびに 僕は 誰かによばれている おおきな月は 夜空がはがれたから 人々がかくれて ほらあなに むかった時代に 宙のいえ できた 特別にするために わけへだてられた 遥かな都へ 続いている 川 なにものではない 風景は 特別なことばかり 僕は 誰によばれているのかわからないけれど こえは もう 辿りつくことのない せせらぎ
呼吸。
南のほうから 色鮮やかな香りが呼吸にまぎれる 気のはやい ゆきどけに呼び覚まされて いくせんの 大地だよりが天にかえる 地へおりるのも 天にかえるのも いくせんに わかれてはいても 天にかえれば ひとつの大地だより 気のはやいゆきどけに 呼び覚まされて ひとが いくせんにわけたと思いこんでいる 地から天にかえっていく
部屋のなかが狭い。
どうにかしようと思って、もう読みそうにもない本を何冊か古本屋さんに持っていきました。 思ったよりお金になって、ほんの少し部屋が片付いたけど、何かポカーンと抜けてしまった気持ちです。 読みそうにもない本も、無くなると寂しいもんですね。 なるべくなら本は手放さないようにしよう…。 いい人に買ってもらえますように…。
きみがついた嘘で 誰かが傷つくよりも
きみのほうが 誰よりも傷ついている ながい時間をかけて 手にいれた言葉は何のため? 僕はきみのことを守っているふりで 自分のことを守っている 純粋に誰かのことを守れるなんて できるんだろうか? きみの肩はコートのしたで ふるえてる ふるえる肩につもる雪 きみがついた嘘を 全部かくしてしまえ ふるえる肩につもる雪 僕の気持ちも 全部かくしてしまえ
タルコフスキーの映画を何回観れるかなぁ〜などと、お財布に相談したら「何回も観たら米代なくなりますが、それでよければ何回でも」という冷たい返事。
ひとまず「ノスタルジア」を観に行ってきました。 ここのところ変な天気で、体調もいまいちでしたが「ノスタルジア」の精神世界にどっぷり浸かったら、体調がバリバリ全開に!タルコフスキー健康法ですね(笑)。 最初に観た頃にはよくわからなかった部分が、ほんの少しですがわかるようになってきたり、同じ作品を何度も繰り返し観るのって、自分がどれだけ成長してるか考え るいい機会になります。 イタリアの風景は確かに綺麗だけど、タルコフスキーにとっては「異国」で目の前の 風景が研ぎ澄まされるほど「祖国」へのノスタルジアは強くなっていく。 出稼ぎや旅行先で故郷を思うのと違って、タルコフスキーの場合「亡命」で帰るに帰れないから、映画の中でドメニコが訴えている言葉のひとつひとつがとても重たく。心に刺さります。 やっぱり観に行ってよかった。。。 あと、ロビーで「黒澤明─生誕100周年記念─30作品一挙上映!」のチラシを見つけました。きやあ〜!! その昔、「惑星ソラリス」を撮影している頃のタルコフスキーに黒澤明監督が会いに 行ったら、タルコフスキーが「七人の侍」のテーマを口ずさんで、もてなしてくれた話を思い出した。 僕は黒澤明監督の映画は17本しか観てないけど「生きる」の仏間のカメラ、あの展開に「のええ〜!!」「赤ひげ」の地震の場面に「のええ〜!!」「蜘蛛巣城」の森と矢に「のええ〜!!」と「いまのどうやって撮ったの!?」びっくり仰天の連続だった。 またスクリーンで観れる〜!!。 黒澤明監督の作品は晩年は意見がわかれたりしますが、僕は「乱」がとても好きです。 初めて映画館で観た時は映画美術の豪華絢爛さ、豪華絢爛さが戦争によって破滅していく怖さ、人間の脆さが、絵画が蠢いているかのような凄まじさで描きだされます。 芸術を作る人たちの気迫に滅茶苦茶打ちのめされる、ものすごい映画。 あと、着物の柄がすんごい綺麗です!!。 着物の柄が光線で透き通って、浮かびあがる場面はゾクッとします。 今の時代に黒澤明監督の作品を映画館で観ることができるって、すごい贅沢。 いまから楽しみです♪ ※黒澤明監督─生誕100周年記念─30作品一挙上映!は日比谷TOHOシネマズシャンテ2010.3/27(土)〜4/16(金)です。
いたずらに
驚かそうと ふだんはカーテンと戯れている あいつに 蹴りあげたボール あいつの シャツに星雲 透き通っているようで はっきりと紅い星雲で 僕の背骨に銀の滴が流れ落ちる めまいのなかで 考えている 言い訳は虚しい土ぼこり 虚しい土ぼこりに 汚された つまさき 汚された つまさきは シャツに感染している めまい 僕はめまい 広がっていく あいつの星雲で 見知らぬ 星が微笑んだ
日曜日には晴れそうと聞いたので、空が晴れたら豆を茹でてみたくなったので、一昨日、山形産の青豆を水につけました。
丸い豆が水をすってふくらんでいく。 丸い曲線がなだらかな曲線になっていく姿は、何か孵化でもしそうです。 水をすったら火にかけます。 沸騰したら、アクがでるからお湯をすてて、水をいれてこんどは弱火で茹でます。 ちょっとにごったお湯だけど、豆がダンス。 ダンスにも疲れて、豆がやわらかくなったらザルにあけます。 湯気のなかのつやつやした豆はおいしそうです。 ただ、この青豆、寝ぼけてる時に1袋と半袋、ザーッと水にいれたんで恐ろしい量に(^_^;) しばらく豆料理が続きそうです。 簡単な味付け。醤油をかけても、ゴマだれでもおいしいです。
潜るのが 楽な海を教えてやるよ
船乗り達に教えられた 夢の海 暖かく どれだけ潜っても苦しくならない 夢の海に潜ったままの少年たち 陸へのあがりかたを忘れたから 友達の背中に 詩をしるしてみる
みあげたら 探していた本が前髪のむこうがわ
手に入れるために 梯子を登っているあいだに 十二の国が終わってしまいました あまりにも短いので 模型飛行機に使う接着剤で 針をとめました とめられた 時計の針はすこしだけ曲がっています 僕の指先には 埃と接着剤がついたままですが 怪我をしたわけでもなく まいた包帯は 白いままで 清潔な香りをはばたかせているので よし と します。
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