そらいろキップ
言葉や国は関係なしに
汽車に乗り 眠り続ける少年の知らない
記憶の底の底の世界樹が
すべての、真実。
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角川春樹氏のオーラが好きだ。
製作総指揮の「蒼き狼 地果て海尽きるまで」(澤井信一郎監督)の正気の沙汰とは思えない、圧倒的な馬と人間の数、それを空から撮影した映像にびっくりして椅子から落ちそうになった(笑) 役者の瞳は血走ってるし、不思議な高揚感に包まれていて、角川春樹氏が大陸で口から光線だしてるような映画だった。 「笑う警官」もまた、役者さん達がいい意味で、すごい緊張感の中にいる事が伝わってくる。 「笑う警官」はいろんな違和感、ズレにあふれている。 台詞の一言、一言、洋画の字幕みたいだし、音の入れ方も限界までいらない音を削っているように思えるし、撮影も意図的に映らないようにしてる。 何でこの場面の映像はこうで、音はこうなんだろ?作り手の意図してるものが何なのか考えると面白いです。 どこまでもきれいで、きれいな音が入っていて、感動までパッケージされかけてる映画もあったりするから、こんなふうに観客の心にブレーキをかける映画、ブレーキをかける題材「警官対警察組織」の映画を作る人がいるのは貴重なことだと思う。 みなさん、悪魔の笑い声が聞こえないように気をつけましょうね…(^_^;)
土曜日は日曜日のニセモノで
休みだと思って広場へでかけたら 誰もいなくて 少年だけ ひとり いつもからかう ノラも生意気に忙しそうにしてる しかたがないから ひとりでプールで 水面相手に人工呼吸 ブクブク ブクブク 悪口まじりの 人工呼吸 悪口言われた水が鼻に入ってやり返す 怒りのやりばのない 土曜日は日曜日のニセモノで
響きが残っている しろい壁に反射する ひかりが最後の最期にたどりつく
校庭から屋上への いりくちに たどりつく 響きは どんな ひかりよりも あわい この 響きには きみの歓声がまじっていないことに安心して 僕は きみのにおい 家の記憶 小さな すこし 朽ちかけの温室に記憶にうずくまって ねむる事ができる ねむりの中で 季節から 遠く離れた花のことや はじめて聴いた 植物の 水をすくいあげる リズム リズム 水をすくいあげる リズムに気づかされた 土曜の夕暮れに 僕はきみの リズムに気づかされた 小さな すこし 朽ちかけの温室で きみが すくいあげる みなもとがわからない それは ただ ひとつの僕の不安で みなもとを知ったふりをする やつがいると 僕は どうしようにもないほど苦しくなる 僕の身体に 勝手に 何かが棲みだしている
今日はふらふらと映画を観に銀座へ行ってきました。
映画のハシゴのあいまに、前から行きたかった月光荘画材店さんへ行ってきました。 学生の頃、絵を描いていたせいか画材店の雰囲気が好きなんですが、ここ月光荘画材店さんは不思議と初めてきた気がしなかった。 何でか自分でも「?」なんですが、親戚ん家にあった「暮らしの手帖」を思い出しました。 脱線するけど「暮らしの手帖」の編集長花森安治氏の思い出を綴った「花森安治の編集室」(唐澤平吉著/晶文社)は面白いです。 お店に置かれている画材のひとつひとつに手作り感があって、親戚のおじいさん家に来たみたい。 かわいい絵はがきがたくさんあって見てるだけでも楽しく、クロッキーブックの中にまで、素敵なイラストが…‥ツボを刺激しまくりです(>_<) 鉛筆を手にとって試し描き。 木の質感も気持ちよくて、芯が紙にすいこまれる、淡雪みたいに溶けていきます。 中学生の頃に(こ〜んな鉛筆ないもんかな〜)と思い描いていた、探していた鉛筆が見つかりました♪ ここのお店の地下には喫茶店もあります。 今日は映画の時間の都合でコーヒーを飲めなかったけど、そのうちのんびりコーヒー飲みに行こうと思う。
会うことのできない いとこのお兄さんが住んでいた屋根裏部屋のラジオから
夜中に こっそり 新聞のラジオ欄に気づかれないように 光りを紡いだ糸が星空へたなびくように ラジオから あふれてくる それは 人の声かと思えば 楽器の音で 楽器の声かと思えば 人の音に にている この町 退屈な 大きな桜の町のどこかで ラジオからあふれさせているんだ この ラジオのことを どのくらいの同級生が知っているんだろう? とても 淡い 期待、思いこみかもしれないけれど 僕に よくにた名前の同級生が 退屈な 大きな桜の町のどこかで 光りを紡いだ糸を そっと つかんでいるような気がしてる
ここで神さまの筆が動くのを見るのは 七回目になる
神さまのもいいけど やっぱりきみの絵のほうがいいな 一回目の頃 また火傷しそうなくらい怖かったドアのノブは あっけなく まわすことができたよ あんなに 怖かったのにね きみと一緒に火傷した右手 だいぶ 気にならなくなってきた 恢復するのは いいんだけど 右手の火傷みたいに 少しずつきみのことを忘れていくみたいだ 誰よりも 僕のことをわかってくれた人なのにね
ひさしぶりに渋谷に行ってきました。
渋谷は坂がたくさんあって、デコボコしていて、いろんなとこに隠れ家ができそうな町です。 隠れ家みたいな喫茶店「カフェ マメヒコ」へ行ってきました。 お店の住所の所へふらふらとたどりつくと、セブンイレブンがあって店内の階段から地下へ降りていきます。 ちょっと殺風景な階段は隠れ家への期待を募らせます。 「アンダーグラウンド」みたいにマンホールから行けたら面白いかも。 お店の中には大きなテーブルが…もとはドングリの木だったみたいです。 大きなテーブルがあるって、何だか落ち着きます。 あと、いろんな豆が売られていて豆好きには心がウズウズ。 どんな人が豆を作っているか知ることもできます。 自然、農業の大切さが伝わってきて、東京はいろんな食べ物があるけれど、畑を耕し ている農家の人がいるから食べ物があることを、そっと教えてくれます。 「カフェ マメヒコ」のコーヒーは、砂糖も何もいれなくてもどこか、ほんのり甘かった。 お店をでてからもコーヒーを飲んだ余韻が残っていて、おいしいコーヒーはあったら何とかなるさ…そんな幸せな気持ちになりました。
「ハイル、ヒットラ!」
この言葉を聞くとぷぷっとふきだしてしまうのは、エルンスト・ルビッチ監督の「生きるべきか死ぬべきか」を観たおかげ。 この映画、ナチスを徹底的に笑い者にしながら観客を笑わせながら、いつナチスに捕まるか?というスリルも同時に味あわせる身体によくない映画です(笑) タラちゃんの新作「イングロリアスバスターズ」にはこの「笑い」と「スリル」が見事に同居してて「あ、この雰囲気って、あの映画のこと?」という楽しみまで味あわせてくれます。 他にもいろんなネタがあるみたいだけど、自分が観てる映画って、ほんの一部なんだな…と思いました。 タラちゃんの映画って「一発殴られたらお礼参りは十倍返し!!」という素敵なお姉様がでてきます。 今回もお礼参りに燃える素敵なお姉様がでるよ〜。 さあ、どんな事になるのかな?ズンズン!!(^^)! 映画の歴史って、戦意高揚、国策映画の負の時代があって調べてると「芸術を戦争に利用するなんて…」と思ったこともあったりすると、お姉様の素敵な計画に拍手!パチパチ☆ 今か?今か?と待ちながら、ああナチスに見つかるかもとハラハラドキドキするこの身体に悪い面白さがいいのよね〜(笑) あまりの爽快さに拍手しちゃいました!(^^)!あ〜すっきりしたぁ! もんのすごいぶっ飛んだ世界なのに、とことん生身にこだわっているのがタラちゃんのいい所。 もう「タラちゃ〜ん!最高っ」とスクリーンに紙テープや紙吹雪きをとばしたいよ♪
布をかぶった人の素顔が わからない
むかし むかしから 繰り返されてきた出来事は 目新しい出来事のように 伝えられる 布をかぶった人の素顔が わからない 機械や紙を通して 人間を理解できなくて 不安になる 布をかぶった人の素顔が わからない 不安な日々に 配られるのは 布をかぶった人の 子どもの頃の写真と作文 将来 布をかぶった人になる 子どもの写真と作文は どのくらい 不安をとりのぞく?
下級生に盗られた手帳は 理科室
青い光の中で 僕のかけらを撒き散らしたあとに 理科室から 帰ってくると 机のなかに もどされていた 手帳には 僕の字のかわりに下級生、彼の小綺麗な字が ふりだした 雪のように とぎれとぎれに ちりばめられていた 鉛筆の色は黒いけれど 本当の色は銀色に思えた 彼の字は 僕への 救いの手紙そのもので 彼は 祈りの方角がわからないから 苦しんでいる それは 僕も一緒のことで 気づかれてはならない悩みだった どうしたら 救われるか? 僕は 僕は手帳で助けを求められたけれど 何の自信もない 手帳には 彼が考えた頼りない答えが記してあった 助けを求められた僕は 右膝にささった 彼のかけらをとりのぞきながら 彼が考えた答えをさがしに行くか 考えてみる
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