そらいろキップ
言葉や国は関係なしに
汽車に乗り 眠り続ける少年の知らない
記憶の底の底の世界樹が
すべての、真実。
汽車に乗り 眠り続ける少年の知らない
記憶の底の底の世界樹が
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紙時計もあとすこし
紙時計が無くなったら もうすぐ ゆきのそらが手紙でいっぱいになる いっぱいになったら ぼくとノエルの手紙は ゆきと一緒に そらからはじきだされちゃう はじきだされたら 会うのが大変になるから はやめに駅にむかうんだ 森へむかう汽車にのるために みずいろのサイコロ しろのサイコロを握りしめて ぼくとノエルとサイコロで ゆれる 汽車の中 ファーのようにたよりないノエルは ファーのようにやさしい そして あったかいんだ 紙時計が無くなったら 森の中に 神様がやってくる そうしたらノエルと一緒にサイコロをなげるんだ どんなふうにサイコロが転がるか話しながら 耳たぶのやわらかさを楽しむ ぼくら 汽車にゆられてる
バスはいつもはやく着いて
バス停には いつもきみが慌てて駆けてくる きみの住む家の近くには ろくにお店もない 自動販売機が喫茶店 そのへんのブロックがソファーがわり 缶コーヒーは甘いだけだったけど それでも 満足だった 何年かぶりに 通りかかった きみが駆けてくるわけでもないし 自動販売機もブロックもアスファルトの下敷き また いい話相手 いい喫茶店をさがさなきゃね
僕は一観客にすぎませんが、好きな映画を上映する映画館が増
えるのは嬉しいことです。 「青い鳥」が上映されるのは、山形フォーラム、福島フォーラ ム、仙台フォーラム、盛岡フォーラム、八戸フォーラムの予定です。 ここのフォーラムという映画館は地方では観る機会が少ない、 単館系の作品を積極的に上映してくれる素敵な映画館です☆ 上映日時についてはこちらをどうぞ、フォーラムのホームペー ジです→http://forum-movie.net/yamagata/ うまくリンクできなかったら「山形 フォーラム」で検索して いただくと、映画館のホームページにたどりつけます。 ※LINKSのところに追加しました。そちらからどうぞ。 映画代は結構するけれど、この1本が心の糧になる…という事 があります。 「青い鳥」は、いろんな方の心の糧になる可能性を秘めてい ます。誰もが口に出したいけど、口に出せない気持ちを代弁 してくれるような映画です。 近くの映画館で観る機会があれば、ぜひ劇場に足を運んでみて ください。
高校生のころ江戸川乱歩やら夢野久作にはまったものの、
住んでいたのが田舎町。 話の通じる相手も少なくて寂しい思いをした。 趣味の善し悪しは別にして「GOTH」を観ながら、共通の趣味 を持つ人に知り合えるなんて、うらやましい…と思ってみる。 共通の趣味を見つけた男の子は女の子に積極的に接近していく 接近しながら、他の子なら「ふざけんじゃないわよ!」と云わ れそうな事、自分の美学にあう行為を依頼して、女の子はそれ に応えてしまう。 虐げる者と虐げられる者の密やかな楽しみがそこにある。 相手のトラウマをほじくり返すようでいて、実は一番の理解者 で顔に出さないけれど心配してくれる。 猟奇的な題材の映画だけれど、実は結構、純粋な恋愛映画。 だって、いまどき手をつなぐのがやっと…なんて子がでてくる 映画は滅多にないでしょ? クリスマスに観て正解だった♪
雪のふる夜に 雪の掃かれた道をはなれて
裏路地へ そっと 裏路地には不規則な雪の道 絶えず形を変えながら 猫 人間 自動車 あらゆる存在の足跡を刻みながら 刻み込むことで 何処かへ旅立ってゆく 雪の道 踏み込めない所に 深海魚 忘れ去られた裸電球のような 深海魚が 氷柱の音に耳を傾けながら 主の帰りを待っている できれば できれば 詩人の魂を持ち得た鉛筆 鉛筆の書き綴る音にも つきそってほしい この世界には まだ詩人の魂が必要なのです 雪のふる夜 いつもより 氷柱の音 水の音が響きわたる 僕は懐かしさと畏れを抱きながら 深海魚のように耳を傾けむける いつもより 氷柱の音が響きわたる 何故なら 1228 雪のふる夜 アンドレイ・タルコフスキーが天に召された日
おすすめの映画
おすすめの映画は中西健二監督の「青い鳥」
この映画は人の言葉と向き合うこと、命と向き合うことの大切さ
を静かに、押しつけずに教えてくれます。
音楽が過剰に流れて感情を押しつけることもありません。
観ている人たちの本来持っている優しさの存在を気づかせてくれ
ます。
これを観たら、人に優しくしたくなりました。
少しずつ上映館が増えているみたいです、近くで上映されること
があれば是非ご覧ください。
子供の頃、友達のいとこが演劇にはまっていたのが影響して、
いつの間にか「北村想」という不思議な響きを持つ名前を覚え て「怪人二十面相・伝」という本を読んでいた。 子供の頃に読んだ本が素敵な形で映像化されると、もらいそび れた贈り物をもらえた気持ちになる。 この映画はあちこちに「観る楽しみ」がある、まるで「仕掛け 絵本」みたいに。 「観る楽しみ」のひとつは衣裳。 たとえばサーカスのこどものセーターの袖のゴワゴワ感。 団員のチョッキの微妙な毛羽立ち具合。シャツのボタン。 日本的な貧乏さにあふれた服装なのに、可愛いらしかったりす る。 ティム・バートンの「チャーリーとチョコレート工場」の 貧乏一家のおじいちゃん、おばあちゃんの衣裳くらい可愛いい あげていけばきりがないくらい、可愛いらしい衣裳、小道具が 次々でてくる。 針の穴に糸を通すことすら、困難な僕には夢の世界だ。 どこかにネズミのぬいぐるみがでてきます。 これがまた可愛いい! 小林少年の衣裳になると「これだよ!これ!」拍手ものです。 佐藤嗣麻子監督は萩尾望都さまの作品を愛する方だから、こん なに美的感覚がいいのかも…と考えてみる。 こんなに可愛いらしさにあふれた映画だけれど「仕掛け絵本」 がどうやって動くのか分解しているうちに、もとに戻せなくな った時のような「寂しさ」がどこかに漂っている。 そんな「寂しさ」が漂うなか、小林少年の無邪気な明るさがク リスマスツリーの電飾のように輝いている。
それは どうってことのない
かわりばえのしない 風景です 夜行バスから 見える 夜が消え去る風景です うたた寝のあいまに見える風景です 地図を持たずに夜行バスに乗りこんだので その風景がどこなのか わかりません いまよりも 心が飢えていて 何かを探し続けていたころ あの風景は 突然の雷よりも 鮮烈でした ゆきまちいきのバスに乗るたびに もう一度 見たいと思うのですが また見ることができるのでしょうか?
自慢にはならないけれど、僕は寝つきがいい。
どれくらいかと云うと、ライバルは野比のび太なくらい。 そんな僕の密かな楽しみはいろんな場所で昼寝すること。 一度はチャップリンのように銅像の上で寝てみたい。 ただ、世知辛いこの世の中。 ちょっと寝ようものなら、人間目覚まし時計がやってくる。 クリスマスだし映画でも観ようと街中を歩いていたら、どんど んねむくなる。 公園は寒いし、デパートはねむりにくそう… 某映画館に早めについた。カフェと映画館のあいだにソファー が、ぽつんと置いてあるので昼寝してみる。 起きてみると、となりがカフェなので、大好きなコーヒーとミ ルクの香りでいっぱい。 なんだか幸せな気持ちになれた。 機会があれば、またここで昼寝したいなぁ…
寒い夜には 白い肌
あなたのことを思いだします あなたは 牛乳を薄めて飲むのが好きでした それを真似て あなたのことを思いだしています 病にも似た状況から救ってくれた あなたは こどものひかり こどものひかりを持ちあわせていたのに 呼吸は大人でしかなかった こどものひかりを見失い 大人の呼吸だけの部屋では 牛乳瓶ひとつ 輝くことがありません
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