そらいろキップ
言葉や国は関係なしに
汽車に乗り 眠り続ける少年の知らない
記憶の底の底の世界樹が
すべての、真実。
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少年の初恋の相手が吸血鬼だった…昔の少女マンガみたいな設定にピピッときて、観たくて観たくてしかたがなかった「ぼくのエリ」。
「渇き」みたいに嫁姑戦争、マザコン夫に間男乱入も楽しいんだけど、たまには、こんな純粋な恋愛物もいいですね。 もう純粋すぎて泣いてきました。 少年と少女の、やりとりひとつひとつが可愛くて素敵です。 撮影当時、は2人は11歳くらいだったみたいですが演技力がすごいうまい。 びっくり。 びっくりなのが映画のワンカット、ワンカット、ひとつ、ひとつの撮影、照明がこだわっていて、冬の空気感から、少年の心の内面を窓ガラスの反射をとらえて表現してみたり、必要以外の物はぼかしてみたり。 このまま写真集ができあがりそうな映像の美しさでした。 この照明の繊細さは映画館で観ないとわからないです。ぜひ映画館で。 あと少年のコート、ブーツ、セエタアのデザイン。質感。 家の家具、時計、ミニカーのひとつひとつが可愛くて、服のデザインや雑貨を観る楽しさもあります。あちこち観てたもんで、ほとんど字幕読んでないかも(笑) 吸血鬼物なんで血もでるけど、ただ出るんじゃなくて、すごい「芸術的」にでる。 純粋な恋愛の場面から血のでる場面まで、すごく淡くて美しくて、怖い詩集を読んでいるみたいです。大事に大事に本棚にしまいたくなる…そんな映画でした。 もう出前でもとって、1日中観てたい…。
この記事に対するコメント
一ケ所ボカシが入ってましたが、エリが実は●の子だと、ちゃんと気づきましたか?
通りすがり | 2010/07/26 10:27 PM
通りすがりさん、コメントありがとうございます。
僕の映画の感想はできるだけ、あらすじとか触れないようにしてるもので…。 ●の子の件ですが、エリが自分でオスカーに対して言っていたので、(あ〜そういう展開なんだ〜)と思いました。 あと、オスカーの両親が離婚した原因ですが、オスカーと父親が遊んでいる時に来た人が浮気相手(?)だと思う。 相手の台詞、身のこなし、父親の接し方を見てると、そう思う。 あ〜父子揃ってそうなんだ〜。 映像は詩的でも、内面は複雑ドロドロ、さすが、ベルイマンの国だなぁ〜(笑)と、ひとりで納得してしまいました。 あんな一瞬で、どんな関係か演出できるってすごいですね♪。
永島大輔 | 2010/07/27 8:58 PM
レスありがとうございます。
>あと、オスカーの両親が離婚した原因ですが、オスカーと父親が遊んでいる時に来た人が浮気相手(?)だと思う。 そう思う人が多くて、監督は驚きながらも面白がっているようですね。 一応、設定上はオスカーのお父さんはアルコール依存症で、離婚理由もそれ。あの友人が来てオスカーが嫌がるのは、自分の相手を放り出して友人と酒を飲むからです。彼は酒を飲むと人格が変わりますので。 友人が浮気相手と思う人が多いということは、俳優さんのキャラのせいかもしれませんね(笑)。
通りすがり | 2010/07/27 9:23 PM
管理者の承認待ちコメントです。
- | 2010/07/27 11:14 PM
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いくら血まみれの殺人シーンがあっても、ホラーとは呼びたくないメルヘンの世界に心を奪われる。子どもが主人公の映画として心に残る名作となるだろう。
名機ALPS(アルプス)MDプリンタ | 2010/07/21 1:56 AM
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