そらいろキップ

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レッドタートル ある島の物語  マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督

アニメーションは好きなのに、作画に対して自分でも嫌になるくらい好き嫌いがあるせいで、素直に楽しめなかったりする。
背景をどれだけ写実的に作った所で、人物線の輪郭とあわないとチグハグな印象を受けるし、音楽はよくても、絵の動きと音楽のバランスがとれていなかったりすると、もう全然のれなくて悲しい思いをしたりする。

マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督『レッドタートル ある島の物語』。
本当、こういう作品がみたかったんだよーと涙がこぼれてきました。
嵐の海。
大波に弾かれる雨の美しさ。
人間の文明がいっさい存在しない怖さ。
それが絵画と音で表現されている。これが、すごい。
時間の経過と心理描写にあわせて変化する色彩。
遠景で人間が歩く場面の足音。砂浜から岩場へとまたいだ瞬間から、足音の音質が微妙に変わる。
冒頭の数分でこの作品のとりこになった。
無人島に漂流した男に訪れた絶対的な孤独が生みだしたユートピアを描いた『レッドタートル』。こわいくらい冷静に人間を観察した人が作りだせるものだと思う。




posted by 永島大輔 19:28comments(0)trackbacks(0)pookmark





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