そらいろキップ

言葉や国は関係なしに
汽車に乗り 眠り続ける少年の知らない
記憶の底の底の世界樹が

すべての、真実。




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木靴の樹   エルマンノ・オルミ監督

まさか映画館でみれる日がくると思わなかったエルマンノ・オルミ監督『木靴の樹』(1978年)。19世紀後半、イタリアの農民の暮らしを題材にした作品です。
撮影当時のイタリアで農業に携わっている人達が、自分達のご先祖様にあたる人達の暮らしを演じています。
太陽が登ってから落ちるまで。
日々の暮らしぶり、そこに住んでいる人達が何を思い、考えていて生きていたのか、農民の精神世界が言葉や理屈ではなく、息づかいや感覚で伝わってきます。イタリアの歴史を知らない僕でも、当時のイタリアがどんな社会だったのか、ストンストンと心の中に入ってくる。

劇映画というより、とってもとっても豊かな記録映画に出会った興奮に包まれているうちに、あの世から小川紳介さんが降りてきて、けたたましく映画の解説をしそうな気がしてきた。

何故、そう思うのか『小川紳介 映画を穫る』(山根貞男編 筑摩書房)306頁の年譜。
1979年に小川さんは『木靴の樹』を山形県上山市牧野村の人達にみせたくて、実行している。
『1000年刻みの日時計 牧野村物語』(1986年)の牧野村の人達が自分達のご先祖様を演じる場面の発想は『木靴の樹』からきていたのかも。そういえばフェデリコ・フェリーニ監督『アマルコルド』(1973年)も影響している気がする。イタリア映画に親近感があるのは小川さんの映画のおかげかもー。
映画への妄想が妄想を呼び、ニヤニヤしているうちに、3時間7分の『木靴の樹』の楽しい時間はあっという間に過ぎていったー。
こんなにはやく終わらないでーっ!!。


posted by 永島大輔 19:40comments(0)trackbacks(0)pookmark





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