そらいろキップ

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断食芸人 足立正生監督

のほほ〜んと散歩するにはぴったりの商店街のアーケードが舞台の足立正生監督『断食芸人』。
その、のほほ〜んとした日常を破壊する野性的な映画で、生まれた頃には街頭演劇もパプニングもストリーキングもいなくて思い出話的にいくつか聞いた事があるくらいなので、芸術と政治が結びついて闘争していた60年代を追体験できて刺激的でした。

政治と芸術が結びつく事には、いろんな意見があると思いますが、自分の親の世代が一億総懺悔の名の下に戦犯になっていて、本当の戦犯はのらりくらりと暮らしている不条理な国に生きていて心の葛藤を表現したら、芸術と政治が結びついてくると思います。

商店街に現れた『断食芸人』に関わる人達の姿を描く事で、自由と思える社会で飼い慣らさていく心をこれでいいのか?と挑発するように揺さぶり続ける。
社会の制度からはみ出してしまった存在に気づく事で、そこがどんな社会なのかみえてきたりする。
すべてが解決して平和になったように思えて、それはみえないように、心の目を塞がられているだけなのかもしれない。

映画館へでかけていくと、どこかで映画の世界と繋がっていると思えてくる。
『断食芸人』をみにきていた年配の女性はもしかしたら、若い頃は足立正生監督の映画とか好きで、いろんな運動をしていたのかもしれない…勝手に妄想しながら、桜井薬局セントラルホールの出口はそのまま商店街のアーケードへとつながっていた。
こんな感じの場所であの映画を撮影していたのね…そう思うと、何だか愉快な気分になってくるのでした。
posted by 永島大輔 21:25comments(0)trackbacks(0)pookmark





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