そらいろキップ

言葉や国は関係なしに
汽車に乗り 眠り続ける少年の知らない
記憶の底の底の世界樹が

すべての、真実。




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しろく ぼんやり うすあおく ひかる

なんのあてもなく
確かなものもなく

城壁を越えたのは

生まれる前からの 
友達が待っているから

あの むこうがわに

顔もわからない
名前もわからない
彼がいるのは
橙の灯りがともる街

みんなに知られる事もなく
忘れさられた街を

路面電車が通っていきました

乗っているのは 
星空の仮面の人ばかりだから

僕は不安になる

ねぇ たとえば不安になっている僕がこの座席に座っているとしたら
いまから到着する 駅にいる僕は
誰になると思う?

鞄に隠れている 彼は
まだ 形にならなくて

真夜中の笛のように
話しかけてくれるから

すこしだけ 安心できる


駅で看板を みあげる僕は 

しろく ぼんやり
うすあおく ひかる

手紙に 城壁に置き忘れてきた

それは わざと

城壁に置き忘れてきた

友達のことを思い浮かべていた












posted by 永島大輔 20:27comments(0)trackbacks(0)pookmark





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