そらいろキップ

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オルエットの方へ   ジャック・ロジエ監督

金曜しねまてーく!VOL.5はジャック・ロジエ監督「オルエットの方へ」。
日記映画とか好きだったりすると、血が騒いでくる作り。
ついでに、16mmを35mmにブローアップとか、ますます血が騒いで鼻血が出そうになります(笑)。
大久保清朗先生も解説の時に話をされていましたが、映画で予測不可能な自然の雰囲気を出すのは、とても大変な事だと思います。

一時期、それを表現している映画にどっぷりはまっていたものでした。
日本の映画だと、大木裕之さんの「松前君の映画」「遊泳禁止」の光の純粋さと眼差しのいかがわしさとか、最高です。
鈴木志郎康さんの「風の積分」とか、なんぼでも空の映画を観る事ができるので、極楽です。

「オルエットの方へ」もまた、その季節、独特の高揚感、それが終わってしまう寂しさ、いたる所に「詩」が存在します。
人気のない海の寂しさ、農村のゆるやかな雰囲気。
時計は振り子は出るけれど、針も数字も出ないのに、光の気配で現在の時間がどのあたりとか伝わってきて時間が流れる事への感覚があふれてくる。
言葉にしたら、伝わらない言葉を次から次へと映像で表現されている。

物語自体は夏休みのOLさんがキャーキャー大騒ぎしてるだけなのに(40年前の騒ぎ方の世界共通感が楽しい)。
ダイエットは明日からッ!と食べては飲み、食べては飲みの繰り返し「映画に出てくる食い物は食えない」の諺が身にしみます。鰻が食いたい。
撮影がすごかった。
映画の中にヨットの場面が出てくるんですが、パッと思いつく映画の殆どは、カメラに水飛沫や波がかかっても、それを使っているけれど、「オルエットの方へ」は大人が4人も乗れば満員な狭いヨットの上で撮影して、ヨットが波でザブンザブン揺れてるのに、カメラに水飛沫がかからないッ!!。何でー!?。
浜辺を全力でカメラが駆けても揺れが少ないし、いったい誰がどんな風に撮影したのか、むちゃくちゃ気になる映画でした。


posted by 永島大輔 09:39comments(0)trackbacks(0)pookmark





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