そらいろキップ

言葉や国は関係なしに
汽車に乗り 眠り続ける少年の知らない
記憶の底の底の世界樹が

すべての、真実。




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汗、月、笛。

なにも見えない暗い夜には

石垣の積みあがった広場に
笛吹きの子供がやってくる

彼は
僕より2歳したなのに
冷たい石より暗い瞳をしてる

石垣の石の数を数えたら
約束に

奏でてくれる
笛が聴きたくて
遠くの鎖骨に光る

汗を
つまむ
それができたのは

なにも見えない
信じられない夜のおかげ
いつまで
騙されていることに気づかないんだい?

木靴が合図をよこすまえに

汚された月は
遠くの昔に消えてなくなりましたから

夜はいつまでも暗く

僕は
月に連れていかれる
不安に怯えなくてすむから

こうして
石の数を数えることができて

数億の夜
瞬きのあいだの夜でした

笛吹きの子供の

鞄に連れていかれました


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