そらいろキップ

言葉や国は関係なしに
汽車に乗り 眠り続ける少年の知らない
記憶の底の底の世界樹が

すべての、真実。




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アウトレイジ ビヨンド 北野武監督

北野武監督の作家性は、都市や人物をとらえる時の無機質感、極端な描写の省略、誇張。日本で撮られたはずなのに、異界に連れ出された錯覚に陥るところにあると思う。

感情移入されるのを拒絶するような、映像の作り方。
いままでの作品にしても、どんなに悲劇的であっても、そこには『悲しい物語だから涙が出る』なんて事がない。

感情移入の拒絶。
ふと、レオス・カラックス監督を思いだした。

『映画は結局のところ作り物、それならば、作り物の可能性を追求してやろう』
『アウトレイジ ビヨンド』の極端な陰影、被写界の浅さ、深さ。

そして、ゾクッとくるような編集を観ていると、実際、何を観ているのか不安になってくる。
前より、映画の解体作業が進行しているようで楽しくなる。

北野武監督には長生きして、次々、解体された映画を撮ってほしいです。
posted by 永島大輔 20:38comments(0)trackbacks(0)pookmark





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