そらいろキップ

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廃船〜第五福龍丸の一生〜 ディレクター:工藤敏樹 1969年/モノクロ/80分

数年前に夢の島の植物園でバナナの食べくらべという、バナナ好きには夢のような企画があった。
その時はじめて夢の島に展示されている第五福龍丸に出会った。

あの船がここに展示されるまでに、こんなに数奇な運命をたどっていた。
出来事、事件は「ひとつ」でも、そこには様々な立場の人達が存在する、第五福龍丸には船の乗組員、船を売買する人。船の保存のために運動する人達。そこには政治思想の異なる人達も存在して、反発しあう人達も存在する。
俳句を詠む集団もいる。

その人達を長期間の撮影と巧みな編集で見事な群像を描きだしたのがこちらの作品。
適切な例えか、わかりませんが、ロバート・アルトマン監督の編集をドキュメンタリーでやってるような、すごい展開。ちょっと話はズレますが、映画好きにはたまんない編集!。

「廃船」には、マスコミの取材に追われた乗組員の話がでてきます。世間から身を隠すように乗組員の中には、生活する人もいるけれど、これも原因のひとつではないか?と疑問をなげかけます。

あと、気になったというか共感できたのは第五福龍丸の保存をめぐって、政治が絡んできて複雑化するなかで、何の政治思想もなく純粋に船を保存したい!と動きだした若者達の姿。

先日、原発に対して経産省の前でハンガーストライキを行った人達。ツイッターのアカウントでは@HungryKinchanさんや @masssssannさんの存在と重なって見えました。
いつの時代もこういう素敵な人達がいるんですね。

「廃船」は昔の出来事だけれど、作品の持つ力で当時の空気感を感じる事ができます。この作品はNHKアーカイブス(各地のNHK放送局のビデオブース)でも視聴できると思います。よかったら、ぜひご覧ください。
posted by 永島大輔 11:18comments(0)trackbacks(0)pookmark





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