そらいろキップ
言葉や国は関係なしに
汽車に乗り 眠り続ける少年の知らない
記憶の底の底の世界樹が
すべての、真実。
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リチャード・リンクレイター監督『6才のボクが、大人になるまで』。
劇映画と記録映画の境界線は非常に曖昧で、存在するのか疑問なんだけど、ある家族の暮らしを長期間かけて撮られたこの映画は、とっても気持ちのいい記録映画をみた感覚にさせてくれて、映画という概念をこえる魅力を感じさせます。 家族の映画であると同時に、アメリカをうつしだした映画。 アメリカの抱える問題が、そこかしこに散りばめられていて、体制に対する国民の期待が、現在に近づくにつれて希薄なっていくのが印象的。 「何はともあれアメリカの言ってる事が一番」みたいな日本人とえらい違いだにゃなー。 映画という概念をこえる魅力と、矛盾してしまいますが、『6才のボクが、大人になるまで』は、映画の技術が変化していく過程を楽しめる映画でもあります。 そういえば、あの頃はカメラが移動すると、画像がブレる時があったなーなんて懐かしくなりました。 たぶん、よーく聴くと、時代ごとの音響の変化も楽しめると思う〜♪。
ふだんの休みといえば映画館に行くか、部屋で頂き物のソファーで珈琲を飲みながら、ぼ〜っとしてるかのどちらかなので、たまには違う事でもするか!と蔵王温泉に来ました。 ひさしぶりの蔵王はすごい霧。 電信柱の一本先が霞んで見えない、霧の中のをふらふら歩いて思い出すのは「ノスタルジア」「蜘蛛巣城」「霧の中の風景」「春にして君を想う」…映画館から離れても、映画バカはそのままだった。 露天風呂と、温泉街なのに秘湯気分に浸れる川原湯の温泉梯子をしたら、喉が乾いて、珈琲が飲みたくなって、音茶屋さん(@otochaya)にお邪魔してきました。 なんというか、かまくらに木材を運んで作ったような、手作り感あふれる店内で、写真の右奥の木に吊るされた蛙のぬいぐるみがかわいい。 真ん中の手を見てると無性に寺山修司様の「田園に死す」が観たくなるのよね〜。 注文したグァテマラは一口飲むとフワフワと口の中にとけていく感覚でおいしかったです。 青谷明日香さんという方の、ゆる〜いけど心にしみる音楽がかかるお店の中。 天井で、ぐるぐる廻る扇風機を見てたら気持ちよくて、ぼ〜っとしてたら、あっという間に1時間近く過ぎていた。 温泉の後に、こんな素敵なカフェでぼ〜っとするとか、いいな〜笑。
ひさしぶりにRe-Acoustic(福島市大町)に行ってきました。 昨日、5/19(日)は「ザ★大爆唱!!」というイベント。 僕がふだん聴いてる音楽は、種類が少なくて、おなじ音楽ばっかりなので、こういうカフェやライヴハウスにでかけると、あーこういう音楽もあるんだーと知る事ができて楽しい。 hidekiさんの歌声には、独特の響きがあって、真夜中に月明かりをあびながら、力強く咲いてる花のような歌声。 わかりにくい例えですいません。 人の感情の振り幅の豊かさを感じさせてくれる、子供が悩みを抱えているかと思えば、大人が世界の不条理に対して、荒々しく、訴えかけているような歌声。 また聴いてみたいです。 ライヴが終わった後、お酒を飲みながら、ゲストの方たちとお話できました。 このゆるい感じがいいのよね。
3/1(金)〜3(日)山形国際ドキュメンタリー映画祭主催「ともにあるCinema with Us 忘れないために1 東日本大震災復興支援上映プロジェクト」がフォーラム山形(山形市)で行われました。監督との質疑応答の時間やもっと話を聞きたい方に、お茶会や夜は香味庵での交流会があったりと、一方通行にならずに作り手と観客が交流できるミニ山形映画祭のいい雰囲気。
効率優先のシネコンで、上映作品の間を1時間近く開けてしまうなんて、企画するほうも会場を提供するほうもすごいなぁーと思います。 「なみのこえ」は「福島県新地町編」と「宮城県気仙沼市編(編集中)」に別れていて、そこに住む人達の聞き書き形式の映画。 インタビューで細かく編集するって、編集の仕方によって、その人が「○」と言ってるのに「×」と言ってるようにつなぐ事もできるわけで、それって、どうなのよ?と疑問に思ってた時期がありました。 今では「撮影させてくれた相手が映像を観て、OK なら、それでいいんじゃない?」と思います。 「なみのこえ」一見、カメラをポンと置いただけのシンプルな映像なんだけど、ものすごーく複雑に編集されているのに、自然に目の前で喋ってるような気持ちになる不思議な映画です。 ジャン・ユスターシュ監督「ナンバーゼロ」や王兵監督「鳳鳴」の映像に通じるものがあります。 「なみのこえ」の最大の見所は「なんの話かよくわからない」な所。 地震や津波、東電原発人災でどのくらい被害が出たかとかは、統計を調べればわかるけれど、「そこに、どんな人が住んでいて、どんな人生を送っていたか?」という事柄は見えにくい。 「なみのこえ」は具体的な事はわからないけれど、そのわからなさゆえに、話している人の心の動き、人生の片鱗を想像させてくれて、いま起きている事を身近なものとして考えさせてくれます。 この手の編集をする映画に、なかなか出会えないだけに、観る事ができて良かったと思ったと同時に、映像や編集だけに偏るのではなくて、質疑応答では「撮影させてくれた方が思っている事を、いかにしてうまく、傷つける事なく伝えるか?」という監督の気持ちが伝わって、ますます観て良かったと思いました。
数年前に山本貴志さんというピアニストを知って、浜離宮朝日ホールに聴きに行って以来。あの時サインしていただいたCDは、わが家の宝物のひとつです。
どこまでもミーハー(笑)。 1/26(土)に山形テルサという施設で山本貴志さんのピアノリサイタルがありました。 子供の頃に遊んでた場所の近所で、好きなピアニストさんが演奏したり、録音されたりしてるって、不思議な状況だなぁ…。 音楽の事はさっぱりわからないんですが、ふだん、CDで聴いていて、この曲を弾いてる時って、どんな仕草をしてるんだろうー?と想像してたりします。山本さんのピアノを弾かれている仕草、顔つきは身体で記憶、感情を表現している『舞踏』に通じるものがあって(と、勝手に思っている)、ピアノから音が溢れてくる瞬間の身体の動きに「あ、そういう事だったんだー!」と曲に秘められた「想い」について想像したり、遠い遠い時代の音楽家達がすごく身近に思えてきました。 また行こうっと。
映画は素朴なほうへむかう。
あらすじだけを聞いてしまうと、今どき、そんな話?という展開の『ル・アーヴルの靴みがき』。 他の監督がやったら、何よそれ?とツッコミたくなる(笑) すごく、素朴で、チャップリンの映画のように勇気づけられるんだけど、今どき、こんなに、素朴な話を展開して、じわじわと感動させてしまう所が、カウリスマキ監督のすごいところ。 チャップリンが作りだした映像言語をなぞって、成功できるのは、カウリスマキ監督と北野武監督くらいだと思う。 映画に出てくる小道具、ベッド、クッション、シーツ、ミルクパンに、バーに行けば、年季の入ったフリッパー(!)のひとつひとつの、輪郭と色彩が素敵で、それが、カウリスマキ監督独特の照明で浮かびあがるのを見てるだけで、嬉しくなります。 あんな部屋に住んでみたーい!。 音楽の鳴らし方も最高。 何から何まで、名人芸のような映画です。 全作品観てるわけではないのですが、カウリスマキ監督を観続けてよかった…。
そらいろキップをご覧いただきありがとうございます。
いつのまにやら、始めてから5年もたってしまいました。 12/3が始めた日なのですが、忘れてました。僕らしいです(笑)。 5年のあいだに、いろんな人達と出会いました。 人とのご縁は不思議で、大切だなと思います。 更新が不定期になってしまいますが、これからもよろしくお願いいたします。 永島大輔
福島で町歩きしてたら、金田一耕助が飯食ったり、泊まったりしてそうな建物やら、昭和の雰囲気満載な大人のお店があったんですが、人が住んでるし、営業してるし、勝手に写真を掲載するわけにもいかないので、ネコの写真でも(笑)。 捨てられるわけではなくて、寒さ対策で段ボールにいらっしゃいました。 何だか、丸々としてあったかそう。
ツイッターで知りあった渡辺アルヲ28歳さん(@altchltch)が紹介されていた、米沢野外音楽祭(@yonezawa_dtf)に行ってきました。
せっかく米沢まで来たんだし、途中で温泉でも行くかと、失礼な事を考えていたのですが、会場の雰囲気が心地よくて、ほとんど最初から、最後までいてしまいました(笑)。ふだん僕が聴いている音楽とは違うけど、インディーズのバンドの世界って好きなんです。 今回の音楽祭は演奏だけ聴くと、びっくりだけど、地元を音楽で盛り上げよう!震災や津波にやられたライヴハウスを再建して、みんなが集まれる場所を作ろうぜ!という熱い気持ちが溢れていました。 ツイッターのアカウント@30t_projectで南相馬市にミネラルウォーターを届けているnext さんは、こんな強烈な音を鳴らすバンドだったんですね。跳び跳ねさせていただきました(笑)。 渡辺アルヲ28歳さんはThe Barleysに参加されてました。The Barleysのホームページで聴いていた『本能』という曲を爆音で聴けてよかっです。 ゲストの島崎智子さんの摩訶不思議な心に染み込んでくる、歌声がいいんです。おにぎりの歌よかったな〜。 場所は米沢駅から歩いて20分くらいの街中の広場。米沢市民文化会館のお隣。 そこで、街中でこんなに、爆音でライヴするんだー!びっくり仰天!。何かねー。路上ライヴやってる人達が、けっこう肩身の狭い思いをしている話を何度か聴いた事があるだけに、びっくり。 青空の下でライヴの爆音で身体が震えるのは最高です!。 この音楽祭の特色は、入場無料で誰でも来てくださいなところ。 大人が爆音ならして、聴いてる大人が跳び跳ねて、その回りを子供達がシャボン玉したり、スケボーしたり、鬼ごっこをして駆け回る。 ライヴハウスじゃ、ありえない光景にやられましたっ!楽しかった〜っ!(笑)。 最前列に子連れで来て、跳び跳ねているお母さんが素敵。 おわりのほうは、ご近所の老夫婦がいらして、旦那さんが紙パックの焼酎飲みながら「何だかわがんねなー」と言いながら、隣の女子高生にニコニコしながら、どんな事しているのか聞いてました。 そんな旦那さんを優しく見守る奥さん。 こちらの会場の出店も素敵。 扇屋牛肉店さんの米沢牛、牛すじのビーフシチュー。パンがついて300円。牛すじがトロトロに煮込まれていました。 あとK太郎のマルゲリータ1cut400円も美味しかった〜。他にも出店あったんですが、食べきれなかった…。 この企画を主催された人達、賛同して協力してくれた人達、商店街の人達は凄い!。 ぜひ来年も行きたいです♪♪。 米沢市まで行ったのに、峠の力餅のお店によるの忘れた(T_T)。
尻尾がないせいか、尻尾を動かす時の気分は、どんなものなのだろう?。
動かす尻尾がないのなら、動いている尻尾をつかんでみたい。犬はガブリとされそうだし、熊はガブリどころですまない。 猫なら、何とかなるんじゃない?。 ある時は塀のうえ、ある時は屋根のうえでまるまって、パッタン、パッタン、尻尾を動かす猫。 『おまえには、こんないいものないだろう』と自慢しているかのようです。 塀のうえも屋根のうえも手が届かない。 うーん、どうしたものか?。 いた、いた。 車の下で尻尾だけ、外に出していたので、そ〜っと近づいて手を伸ばした瞬間。 尻尾は車の下。 猫に遊ばれている気がしないでもない。
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